四十肩・五十肩で肩が痛いときの対処法

更新日:2017/09/19 公開日:2015/08/12

四十肩・五十肩の予防と治療・対処法

四十肩や五十肩で肩が痛いときにおすすめの対処法について、ドクター監修の記事でお伝えします。四十肩・五十肩の場合、「急性期」と「慢性期」で対処法が異なるので注意が必要です。正しいやり方で痛みをやわらげていきましょう。

四十肩や五十肩で肩が痛いときにおすすめの対処法をご紹介します。激しい痛みにおそわれることのある四十肩・五十肩ですが、その際に痛みをやわらげる方法はいくつかあります。我慢しないで、適切な対処をしていきましょう。

「急性期」と「慢性期」では対処法が異なる

四十肩や五十肩を発症したばかりの急性期は、激しい痛みが特徴です。そのため、急性期には、無理をして肩を動かしてはいけません。肩に負担がかかる運動や、重いものを持つことは避けてください。この時期は、安静が第一です。

急性期を過ぎると痛みが鈍くなってきます。痛みの質で判断することもありますが通常慢性期の痛みは、半年以上痛みが続くものを慢性痛と呼びます。慢性期になると肩を動かせる範囲が狭まってくるので、痛みを感じない程度に積極的に動かします。

このように、「急性期」と「慢性期」の違いを把握したうえで肩の痛みの対処をしていきましょう。

急性期には、夜寝ているときに痛みが特に激しくなる傾向があります。首の骨を自然に支えられるような高さの枕を使い、楽に寝られる姿勢をとるとよいでしょう。寝返りをするときに首と鼻のラインが曲がらずに一直線になるように寝返りできる高さがいいといわれています。やわらかい枕やクッションなどを痛みのあるほうの肩の下に敷いて、別のクッションなどを抱えて寝ると痛みがやわらぎます。また、就寝前に入浴して肩を温めておくとよいでしょう。

急性期の激痛は炎症が原因であることが多いので、肩まわりを冷やしたほうがよい場合があります。患部が熱っぽく感じる場合や、温めても効果が得られない場合には、氷水などを使って冷やしてみてください。冷やすことで炎症をおさえられます。

慢性期には、肩を冷やしてはいけません。カイロや温湿布、保温サポーターなどを使って肩を温めましょう。ぬるめのお湯にゆっくりつかって、体の芯(しん)から温めるのも効果的です。

そして、慢性期には「振り子運動」をおすすめします。痛みを感じるほうの腕にアイロンやペットボトルなど500g~1kgほどの重さの物を持ち、反対側の手を机などにつきます。その状態で、腰をかがめて前後や左右にゆっくりと腕を振っていく運動です。アイロンやペットボトルなどの重みで肩周辺の筋肉を伸ばすことができます。

ほかにも、ストレッチなどの運動を無理をしない程度に行っていくと痛みをぶり返さないですむはずです。

激しい痛みを感じるときには

肩に激痛が走るときには、薬で痛みをおさえるとよいでしょう。鎮痛消炎成分インドメタシンなどが配合された外用薬などは市販薬として売られています。痛みが激しいときには、消炎鎮痛剤の飲み薬も有効です。

ただし、激しい肩の痛みは四十肩や五十肩によるものではない可能性もあります。放置しておくと悪化するおそれもあるので、症状が治まらず再度、整形外科などを受診してください。病院では激痛をおさえるための鎮痛剤や局所麻酔剤(ブロック注射)を使った治療もしてもらえます。

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科