骨粗鬆症の治療(1)食事療法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/14

骨粗鬆症の検査と治療

骨粗鬆症の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があげられます。そのなかでも、特に基本となるのが食事療法。ドクター監修のもと、食事で気をつけることや、積極的に摂取したい栄養素などを紹介していきます。

骨粗鬆症の治療では、生活習慣を改善することで回復へとつなげていきます。特に骨粗鬆症の予防の基本とされている食事療法では、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

骨粗鬆症の治療と予防に必要な食事療法とは?

骨粗鬆症を治療していくうえで重要なのは、骨折をしないようにすること、そして骨量が減らないように骨の質を高めることです。

具体的な治療法として、食事療法、運動療法、薬物療法があります。特に、食事療法と運動療法(詳しくは骨粗鬆症の治療(2)運動療法をご参照ください)は、骨粗鬆症の基本的な予防法です。

骨の健康にかかわる栄養素を積極的に摂取

骨を丈夫につくりあげるもととなる栄養素は非常に多いため、バランスのよい食事を心がけることが骨粗鬆症を防ぐ基本となります。

骨量を上げる主な栄養成分は、カルシウム・ビタミン・ビタミンKなどです。特に骨の主成分となるカルシウムは1日700〜800mgを目標として積極的に摂取するよう心がけましょう。目安として、牛乳1本と半丁の豆腐を毎日摂取するイメージです。

また、次のような食品を意識的に摂りましょう。

カルシウムを豊富に含んでいる食材

牛乳・乳製品・小魚・干しエビ・小松菜・チンゲン菜・大根、・大豆製品など

腸でのカルシウム吸収を助けるビタミンDや、骨の形成をうながすビタミンKも大切な栄養素です。

ビタミンDを豊富に含んでいる食材

鮭・ウナギ・サンマ・メカジキ・イサキ・カレイ・シイタケ・キクラゲなど

ビタミンKを豊富に含んでいる食材

納豆・ホウレン草・小松菜・ニラ・ブロッコリー・サニーレタス・キャベツなど

カルシウムの吸収を妨げる「リン」「食塩」に注意

リンや食塩に含まれているナトリウムなども体には必要な栄養素ですが、過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げてしまうため控えるようにしましょう。

リンを多く含む食品

インスタント食品・スナック菓子・炭酸飲料など

食塩を豊富に含んでいる食材

漬物・加工食品・干し魚など

このほか、カフェインやアルコールなどの嗜好品にもカルシウムの吸収を妨げる作用があります。適量を心がけ、摂りすぎには十分な注意が必要です。