免疫力をアップさせて強い体を作る方法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/14

免疫力を高める方法

テレビや雑誌などでもよく目にする「免疫力」ですが、実はよくわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで、免疫力をアップさせると何がよいのか、どうすれば免疫力を高めて強い体を作れるのかを、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

免疫力アップという言葉は多く聞かれますが、免疫力を高めることで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

免疫力がアップすると体にはどのような影響がある?

免疫力とは、体が本来持っている自己防衛機能のことを言います。免疫力を高めることで、さまざまな病気に対するリスクを下げることができます。

風邪やインフルエンザにかかりにくくなる

私たちは常に細菌やウイルスなどの病原体に囲まれて過ごしています。このような病原体が体内に侵入した際に、すばやく反応して攻撃をしかけるのが、免疫細胞です。この働きを高めることで、風邪やインフルエンザの病原体を発病する前に撃退することができるので、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。

花粉症やアレルギーに強くなる

花粉症やアレルギーは、免疫細胞が正常に働かず、過剰に反応することで起こります。そのため、免疫力をアップさせて正常に保つことで花粉症などの予防や症状の緩和が期待できます。

がんの予防にもなる

体内では一日5,000個ものがん細胞が作られています。体内を巡ってこのがん細胞を発見し、攻撃、退治するのも免疫細胞の大切な役割。つまり、免疫力をアップすることはがん細胞の増殖を防ぐことになるのです。

健康面だけでなく、美容にも良い効果が

肌にも免疫機能が備わり、紫外線など外部からの刺激や、ストレスなど内部から起こる肌トラブルから皮膚を守ってくれています。肌の免疫力を高めることは、健康的で若々しい肌を保つことに繋がります。

免疫力をアップさせる方法は

では、免疫力をアップするためには、どのようなことをしたらよいのでしょうか。免疫力アップに効果が期待できる方法を紹介します。

体を温める

免疫力を司るのは血液の中に存在する白血球(免疫細胞)です。この白血球が血液の流れとともに身体中を巡り、病原体がいないかパトロールし、見つけたら即攻撃します。ところが、体温が低いと血行が悪くなり、病原体を発見しても、攻撃をする白血球が集まりにくくなってしまいます。低体温気味の人は、適度な運動で筋肉量を増やして体温を上げる、入浴時は湯船に浸かるようにする、体を温める食材(ショウガ、根野菜、納豆、チーズなど)を摂るようにするなどを心がけましょう。

質の良い睡眠を心がける

睡眠時間が短かったり、とぎれとぎれだったりといった乱れた睡眠は、免疫機能の中でも重要な役割を果たすNK細胞の活性が低下するだけではなく、好中球の働きにも影響が出ることがわかっています。できるだけ快眠を心がけ、もし眠れない場合でも横になり、身体を休めるようにしましょう。

ストレスを上手に発散

強いストレスを受けると自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)が乱れ、血行不良などを招いて免疫力の低下につながります。また、ストレスを感じると、体内でストレスホルモンが分泌されますが、そのうちのひとつである「コルチゾール」には、免疫機能を抑制する作用があります。自分なりのストレス発散法で、ストレスを溜めない工夫をすることが大切です。

思い切り笑う

笑うと、間脳にその興奮が伝わり、神経ペプチドという情報伝達物質が生産されます。この物質は、血液やリンパ液にのって体内に流れ、NK細胞に付着します。するとNK細胞が活性化し、免疫力が高まります。

さらに、笑いには、免疫機能全体のバランスを整える効果があることもわかってきました。免疫のバランスが乱れることで生じる自己免疫疾患(免疫システムが自分の身体を攻撃してしまうことで起こる関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの病気)の予防・改善にも効果が期待できます。

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