コンドロイチン硫酸ナトリウムとは?

更新日:2016/12/09

コンドロイチンの基礎知識

関節痛対策として医薬品に用いられることの多い「コンドロイチン硫酸ナトリウム」について、ドクター監修の記事でお伝えします。コンドロイチン硫酸ナトリウムは、医療用医薬品と一般用医薬品で使用のされ方に少し違いがあるようです。

澤田彰史先生

この記事の監修ドクター

東京警察病院 医師
澤田彰史先生

関節の痛みなどをやわらげる成分として知られる「コンドロイチン」の正式名称は、「コンドロイチン硫酸ナトリウム」です。医薬品などの成分表示には、「コンドロイチン硫酸ナトリウム」、または「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」と書かれていることが多いです。

医薬品に用いられるコンドロイチン硫酸ナトリウム

コンドロイチン硫酸ナトリウムは動物の組織や体液に存在するムコ多糖類の一種で、特に軟骨に多く含まれています。コンドロイチンに硫酸基が結合してコンドロイチン硫酸ナトリウムとなるのですが、その結びつき方によりAからEの5つの種類に分類されます。

コンドロイチン硫酸ナトリウムの主な特徴は、保水性と弾力性です。軟骨においてはタンパク質と結合してプロテオグリカンを形成しており、関節を守るためのクッション材としての役割を果たしています。そのため、関節の痛みをやわらげる成分として知られています。

関節痛に役立つとされるコンドロイチン硫酸ナトリウムは、医療用医薬品と一般用医薬品の両方で使われています。

医療用医薬品としては主に注射液として使用されており、関節痛や腰痛、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)などの治療に役立っています。一方、一般用医薬品では関節痛や神経痛をやわらげるための経口薬として用いられています。また、角膜表層を保護する点眼薬にも含まれています。

コンドロイチン硫酸ナトリウムの機能性

コンドロイチン硫酸ナトリウムに関する試験は数多く行われていますが、その試験の中で、膝変形性関節症の改善効果が確認されています。試験では、1日に800mgのコンドロイチン硫酸ナトリウムを摂取していました。

また、800mgのコンドロイチン硫酸ナトリウムのほかにグルコサミン硫酸とアスコルピン酸マンガン塩を摂取することで、変形性関節症の症状が緩和されたとの報告もあります。

コンドロイチン硫酸ナトリウムを活用するためには、摂取量(含有量)にも注目することをおすすめします。

医療用医薬品だけでなく一般用医薬品にもコンドロイチン硫酸ナトリウムを配合したものがありますから、ごく軽い関節痛対策として利用してみるのもよいでしょう。