関節痛に効果的なコンドロイチンの摂取方法

更新日:2016/12/15 公開日:2015/08/31

コンドロイチンの基礎知識

関節痛にコンドロイチンが有効な理由と、摂取に関する注意点について、ドクター監修のもと解説します。コンドロイチン配合の医薬品や健康食品を活用する前に、まずはコンドロイチンの働きや摂取方法について理解しておきましょう。

関節痛に対する働きが注目されている成分には、コンドロイチンのほか、グルコサミンやMSM、ビタミンB群、ビタミンEなどがあります。中でも、コンドロイチンとグルコサミンに関する研究は多くなされており、その結果、コンドロイチンは変形性関節症に有効であることがわかっています。コンドロイチンが関節痛に効力を発揮する理由と、効果的な摂取方法について見ていきましょう。

コンドロイチンが関節痛に有効とされる理由

私たちが関節をスムーズに動かすことができるのは、骨と骨のつなぎ目に入っている軟骨のおかげです。関節部分で骨同士が接触しないように、軟骨はやわらかいクッションのような役目を果たしています。この軟骨に含まれる成分のひとつが、コンドロイチンです。

コンドロイチンは体内で合成される成分ですが、加齢により生産できる量は減っていきます。年と共にコンドロイチンが不足すると、保水性と弾力性が衰えることから軟骨のクッション機能は低下してしまい、関節もスムーズに動かなくなっていきます。また、軟骨がすり減ることで衝撃や摩擦から骨を守ることもできなくなるので、骨と骨がぶつかりあって痛みや炎症が引き起こされることもあります。

このような関節の痛みを改善するために、不足しているコンドロイチンを補うことが推奨されています。また、コンドロイチンを適切に補給できれば、軟骨の衰えを予防できるとも考えられています。そのため、コンドロイチンは関節痛に効果があるといわれている一般用医薬品(OTC医薬品)のほとんどに配合されています。また、整形外科などでは、コンドロイチンを静脈に直接注射する療法も施されています。

ただし、コンドロイチンを補給したからといって、一度すり減った軟骨を簡単に元の状態に戻せるというわけではありません。また、コンドロイチンとは関係のない原因によって痛みが生じている可能性もあるので、すべての関節痛にコンドロイチンが有効なわけでもないということを覚えておきましょう。

関節痛に効果的なコンドロイチンの摂取方法

コンドロイチンが関節痛に効果があるということは、数多くの臨床試験によって科学的に実証されています。特に、コンドロイチンを配合している医薬品は厚生労働省によって効果・効能が認められているものなので、一般的な健康食品に比べて高い効果が期待できるでしょう。

コンドロイチンが配合された健康食品を活用するにあたっては、臨床試験で使用されるコンドロイチンの量について知っておく必要もあるでしょう。臨床試験では、1日に1000~1200mgを条件としていることがほとんどです。つまり、これぐらいの量を摂取できなければ、認められているような効果は期待できない可能性が高いということです。サプリメントなどの健康食品でこの量を摂取しようとすると、かなりの量を飲まなければならないので、現実的ではありません。そのため、サプリメントでは大きな効果が期待できない場合もあることを頭に入れておいてください。

一般用医薬品の使用を検討する際にも、注意が必要です。コンドロイチンが配合されている医薬品には、コンドロイチンが主要成分のものもあれば、ビタミンなどほかの成分が主要成分でコンドロイチンはわずかしか配合されていないものもあるので、選ぶ際にはしっかり確認してください。コンドロイチン不足による関節痛を改善する目的であれば、コンドロイチンが主要成分のタイプを選ぶ必要があります。

このような違いも理解して、症状や目的にあったものを試してみましょう。