慢性的に続く不安・心配!不安神経症(全般性不安障害/GAD)とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/14

不安神経症の基礎知識

不安という感情をコントロールできずに、不安を感じる日が多くなると、もしかすると生活に支障がおよぶかもしれません。6か月以上も不安に悩まされている場合は「全般性不安障害(GAD)」を生じている可能性があります。

悩む女性

人間は生活するうえで、楽しい、つらい、悲しい、嬉しいなどの感情を得ます。なかでも、自らを守るために「不安」を感じるといいますが、通常であれば受け流したり、深く考えすぎたりしないように「不安」と上手く付き合っています。

しかし、不安や心配事など心因的要因、疲労や怪我などの身体的要因、ストレスなど社会的な要因、生まれつきの性格などが原因で、「不安」をコントロールできないことがあります。また、長期間不安を心に抱えると生活に支障をきたすこともあります。

その場合、もしかすると「不安神経症」を抱えているかもしれません。不安症状を主とする神経症で、1000人のうち64人が経験する疾患だとされています。10代半ばから高齢者まで発症し、男性よりも女性が発症しやすいのが特徴です。

不安神経症(全般性不安障害/GAD)の症状

不安や心配などの感情を自分でコントロールすることが難しくなります。不安を感じない日よりも不安を感じる日が多く、不安の症状が6か月以上続くと不安神経症の可能性があります。他に、落ち着かない、緊張する、疲れやすい、イライラする、眠れない、肩こりがといった症状が発生する可能性もあります。

不安神経症(全般性不安障害/GAD)の治療方法

主に薬物療法と精神療法で不安神経症(全般性不安障害/GAD)の回復を目指します。抗不安剤や抗うつ薬を最小限に使用し、不安や心配などを軽減します。精神療法では物事の考えかたと行動を変化させ、不安を意識的にコントロールできるように修正します。

ウォーキングなどの運動も治療にはおすすめです。。十分な睡眠を確保する、疲れにくい身体をつくる、栄養バランスのよい食事を行うなど、生活習慣をすこやかな状態へと整えるといいでしょう。

家族や友人、職場の理解が必要

不安神経症(全般性不安障害/GAD)を治療するためには、家族や職場など周囲の人の理解が大切です。患者にとって、不安や心配の症状は本当につらいものです。本人から相談事を受けたら「心配する必要はない」などの助言を避け、話を親身に聞いてあげましょう。

病気を抱えているかといって特別に扱う必要はありません。しかし、過剰に干渉するのは禁物です。一定以上の距離を保ち、自立を応援することが大切です。

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