子どもの頻尿の原因と解消法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/28

頻尿の原因

子どもの頻尿のほとんどは膀胱炎と心因性が原因です。特に心因性の場合は、子どもに対する周りの方々の接し方にも配慮すべき点があります。ここではドクター監修の記事で、子どもに多い頻尿の原因、膀胱炎と心因性頻尿の特徴と解消法について解説します。

子どもにみられる頻尿は、そのほとんどが膀胱炎と心因性によるものと言っても差し支えありません。それぞれの特徴と解消法について解説します。

子どもの頻尿は膀胱炎と心因性の原因がほとんど

膀胱炎は、大腸菌などの細菌によって膀胱内に炎症が生じる病気です。細菌感染で膀胱や尿道が刺激を受けると、排尿中枢も刺激され、膀胱に十分な尿が溜まる前に尿意を催す頻尿の症状がおこります。また、頻尿以外にも排尿時の痛みや高熱が特徴です。2~3歳の子どもであれば、排尿時に痛みがあるときは自分で訴えてきます。幼児であっても、注意して観察していれば排尿時に痛そうな仕草や表情をしていることがあります。

心因性による頻尿では、もともと神経質な傾向を持った子どもがなんらかの原因によって精神的に緊張したり、普段はしないおもらしをしたりといったことで、不安を募らせ何度もトイレへ行くようになります。排尿時の痛みや発熱はなく、いつも通りに元気な状態で過ごしていることがほとんどです。夢中で遊んでいるようなときなど、何かに集中しているとトイレに行かないのが特徴です。また、尿検査の際に、細菌感染であれば反応の出る白血球が出ないことも心因性の頻尿の特徴です。

子どもの場合は、膀胱炎、心因性の頻尿どちらが原因であっても小児科で診察を受けられます。頻尿の症状があれば、まずはかかりつけの小児科医で相談することをおすすめします。

子どもの膀胱炎を解消するには?

膀胱炎かどうかを診断する際は、尿検査や尿の培養検査を行います。検査結果で、尿の中の白血球が増加していたり、多少の出血を伴っていたりすれば、膀胱炎と診断される可能性が高いです。膀胱炎は細菌感染によるものなので、治療は抗生剤の投薬によって行われます。特に他の病気が原因として関わっていない単純性膀胱炎(急性膀胱炎)の場合は、数日でよくなることがほとんどです。膀胱炎が完治すると、頻尿の症状もなくなります。

子どもの心因性頻尿を解消するには?

環境の変化や新しい経験など、子どもがなんらかの緊張を強いられるようなことがあったかどうか、まずは振り返ってみましょう。心因性の頻尿の場合は、何かに集中していればトイレに行きたい気持ちを紛らしやすいという傾向にあります。トイレに気持ちが向かないよう、他のことで気を紛らわして様子を見ていれば、だんだん頻尿がなくなることもあります。ただ、周りの方が子どもの頻尿を気にしすぎると、ますます子どもの緊張が高まり悪循環を招きます。しっかりと様子を見て、子どもが何度もトイレへ行っていても、知らないふりを心がける気づかいも必要です。心因性の頻尿は、1~3週間くらい様子を見ていればほとんどの場合は治ります。再発をくりかえすこともありますが、子どもの成長と一緒に次第になくなっていきます。

この病気・症状の初診に向いている科 泌尿器科

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