妊娠したい人の基礎知識(3)妊娠しやすい体・体質とは?

更新日:2016/12/19 公開日:2015/09/29

妊娠したい人の基礎知識

妊娠しやすいかどうかは、年齢のほかに体質や生活習慣なども関係してきます。ドクター監修のもと、どのような体・体質が妊娠しやすいのか、また、妊娠しやすい体を作りあげるためのポイントについて解説します。

ヘルスケア大学参画ドクター

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妊娠のしやすさには、年齢などとともに体質も関係してきます。妊娠しやすい体の特徴と、その作り方について解説します。

妊娠しやすい体の特徴

妊娠しやすい体には共通の特徴があります。健康であり、体温が高く、お腹が柔らかいこと。そして、子宮や卵巣への血流がよく、骨盤内臓神経などの副交感神経や、リンパの流れがよい状態であることです。

さらに、女性ホルモンが適切に分泌されていることも重要です。ホルモンのバランスがよく血流にのってしっかり伝達されている状態であれば、質のよい卵子が育ち、子宮内膜も着床しやすいふかふかな状態になります。また、月経周期を正常に保つためにも、女性ホルモンバランスは整っている必要があります。

逆に、体温が低く不健康で、血流やリンパの流れが悪い状態であれば、たとえ不妊治療を受けていたとしても、妊娠する確率は低くなります。健康な体であることが、妊娠力を高めるとても大切なポイントと言えるのです。

妊娠しやすい体を作るためには

なかなか妊娠できない場合、その理由は体の一部ではなく、全体にあるととらえるべきです。不妊の原因はひとつだけではなく、さまざまな要因が重なりあっていることがほとんどであるためです。たとえば、不規則な生活や食生活の乱れ、ストレスなどです。そのため、妊娠しやすい体を作るためには、日頃から下記のようなことに気をつけることが大切です。

ストレスをためない

ホルモンバランスをコントロールする視床下部や脳下垂体は、ストレスにとても弱いとされています。そのため、ストレスを過剰に受けたり溜めこんでしまうと、女性ホルモンが適切に分泌されなくなります。男性の場合も、ストレスは精子をつくる能力を低下させるといわれています。精液検査をしてみると、その量に4倍近くの差がでることもあるそうです。

適度な運動を心がける

女性の場合は、血液の循環をよくすることで、骨盤内の血流の滞りが解消されて生殖器官の働きがよくなります。血流をよくするには、適度な運動を継続して行うことが大切です。おすすめは、散歩やジョギング、ヨガ、ストレッチなどの有酸素運動。運動が苦手な場合でも、手足の曲げ伸ばしや軽いストレッチなど、適度に体を動かすことを心がけてください。あえて運動の時間をとらなくても、家事や仕事の合間など、空いた時間にできることから始めてみましょう。

冷えを予防する

体温が低いと、血行が悪くなって卵巣へ必要な栄養分や酸素が行き渡らなくなります。そのため、冷えは卵巣機能を低下させる大きな要因とされています。体を冷やさないためにも、シャワーだけで済まさず湯船に浸かる、ごぼう、黒ゴマ、山芋、しょうがなど、体を温める食材を意識的に食べる、冷たい飲み物はできるだけ控えるといった対策を実践しましょう。

適正体重を保つ

痩せすぎでも肥満でも、ホルモンバランスは乱れやすくなります。また、女性ホルモンの分泌量は、3kg違うだけでも大きく変わるといわれています。そのため、妊娠しやすくするには、適正体重を保つことも重要となります。

適正体重は、健康指数であるBMI指数を参考にするとよいでしょう。BMI指数18.5~25が理想とされています。18.5未満は痩せ形(低体重)、25以上は肥満傾向、30を超えると高度肥満とされています。BMIは、下記の計算式で求めることができます。

BMI指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

適正体重を保つには、バランスのよい食生活がなにより重要です。1日3食、毎日できるだけ同じ時間に規則正しく摂り、栄養のバランスも乱れないよう工夫しましょう。

 

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