カンジダ感染によって起こる病気と治療法

更新日:2017/11/07 公開日:2015/09/28

カンジダ(性器カンジダ症)の基礎知識

体力や抵抗力が低下すると、「カンジダ」は性器だけでなく、皮膚や胃腸などにも悪影響を及ぼします。ドクター監修の記事で、カンジダ感染が引き起こす病気と治療法についてご紹介します。

板東浩先生

この記事の監修ドクター

医師
板東浩先生

カンジダは全身に症状が現れる

「カンジダ」は人間の皮膚や消化管、女性の膣粘膜(ちつねんまく)などに存在する常在微生物です。通常、体に悪影響を与えることはありませんが、免疫力が下がったりホルモンバランスが崩れたりすると異常に増殖し、よくない症状を引き起こすことがあります。

代表的な症状には、性器に強いかゆみや違和感などを起こす「性器カンジダ症」がありますが、その他にもさまざまなものがあり、全身に症状が現れることもあります。

カンジダが原因となる病気

ステロイド薬を使用していたりHIVに感染したりしていると、カンジダが増殖することがあります。カンジダが原因となる病気には、性器に発症する「性器カンジダ症」以外にも、手の皮膚の表面がガサガサになる「皮膚ガンジダ症」、爪の付け根が赤く腫れる「カンジダ性爪炎」、口の中に発症する「口腔カンジダ症」、口周りに亀裂や腫れができる「口角炎」などがあります[1][2]。

また、症状が起こる体の部分で病気を分けると、下記のようになります。

  • 全身症状:カンジダ血症
  • 口や胃腸の症状:口腔・咽頭カンジダ症、食道カンジダ症
  • 皮膚の症状:皮膚カンジダ症、カンジダ性爪炎

カンジダによる病気の治療

カンジダが原因の病気で、発症部位が性器以外の場合は、抗真菌剤の服用や塗り薬を使用します。規則正しい生活、カンジダを増殖させない環境を整えることで、症状の改善を目指すことができます。カンジダが原因で性器にカンジダ症を発症した場合、男性の場合は基本的に軟膏を用い、女性の場合は膣内であれば膣剤を、外陰部には軟膏を用いた治療を行います[1][2][3][4][5]。

参考文献

  1. [1]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学 第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016; 901
  2. [2]PubmedHealth. "Candidiasis" NIH. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMHT0024526/ (参照2017-11-1)
  3. [3]DermNet NZ. "Vulvovaginal candidiasis" New Zealand Dermatological Society. https://www.dermnetnz.org/topics/vulvovaginal-candidiasis/ (参照2017-10-31)
  4. [4]DermNet NZ. "Candida" New Zealand Dermatological Society. https://www.dermnetnz.org/topics/candida/ (参照2017-10-31)
  5. [5]日本性感染症学会. 性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016. 日本性感染症学会誌 2016

この病気・症状の初診に向いている科 婦人科

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