蕁麻疹と間違いやすい!妊娠中の皮膚症状「妊娠性痒疹」とは?

更新日:2017/12/14 公開日:2015/09/28

蕁麻疹のよくある疑問

妊娠中になりやすい皮膚の疾患に「妊娠性痒疹」があります。妊娠中、100人に1人程度の割合で発生するといわれ、蕁麻疹の症状と似ているこの妊娠性痒疹とはどのようなもので、どんな対処をしたらいいのか、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

100人に1人程度の割合でみられるといわれる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」は、蕁麻疹の症状と似ているため、よく間違ってしまう方が多い皮膚疾患です。そのため、蕁麻疹と同じ対処法では改善できなかったり、間違った処置で悪化させてしまったりする場合があるので注意が必要です。そんな妊娠性痒疹とは、いったいどのようなものなのでしょうか。以下で詳しくみてみましょう。

妊娠性痒疹とは

妊娠中、手足や体のいたるところに局所的に発生する発疹のことで、強いかゆみをともないます。1cm以下の円形・楕円形・多角形などいろいろな形をした皮膚の盛り上がりができます。

原因

原因はまだはっきりとわかっていません。初産よりも2回目以降の妊娠に多く、妊娠3~4か月頃から出現しはじめ、出産まで続きます。

症状

腕や下肢を含め、身体中どこにでもできる小さな発疹。最初は部分的に出現し、徐々に身体中に広がっていくというケースも多くみられます。

強いかゆみをともなうのが特徴で、かゆみのために夜も眠れない、無意識のうちに血が出るほど掻きむしってしまうといったケースも。また、痒疹がストレスや不眠につながることもあります。

胎児への影響

胎児への影響はないと考えられています。

治る時期

一般的には、出産後数日すると治まってくるのが特徴です。

妊娠性痒疹の対処法

原因が不明のため、薬物によってかゆみなどの皮膚症状を抑える対症療法が行われます。

基本的にはステロイドの外用薬(塗り薬)で治療します。症状が酷く、外用薬での改善が期待できない場合、抗ヒスタミン薬やステロイド薬の内服が併用されることもあります。薬による胎児への影響を心配する方もいると思いますが、ひどいかゆみでストレスを感じたり、眠れなくなってしまったりということの方が母体には良くないため、医師とよく相談し、治療していきましょう。

かくことで症状が広がり、かゆみも増長してしまいます。皮膚も傷付くため、とにかくかかないことが大切です。自分でできるかゆみの緩和方法としては、氷枕や氷水で絞ったタオルなどで冷やすと、少しかゆみが治まることもあります。

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