二日酔いの頭痛は頭痛薬で緩和できる?

更新日:2017/03/16 公開日:2015/09/30

二日酔いの症状別の解消法

二日酔いの頭痛に頭痛薬や鎮痛剤などを服用するのは有効な手段といえるのでしょうか。ここではドクター監修のもと、二日酔いで頭痛が起こるメカニズムや、二日酔いで起こる頭痛を緩和するための頭痛薬の摂取について詳しくご紹介します。

二日酔いでよく現れる症状のひとつが頭痛です。二日酔いで起こる頭痛は、頭痛薬や鎮痛剤などで緩和することができるのでしょうか。

二日酔いが起こるメカニズム

体内に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドという物質に酸化されます。このアセトアルデヒドは、人体にとって毒性を示し、顔面紅潮、脈拍の亢進(こうしん)、吐き気、そして頭痛などをもたらします。そのため、飲酒量が多く、飲み終わる時間が遅ければ、翌日も体内にアセトアルデヒドが滞留し、二日酔いになるのです。

一般に、日本酒3合を分解するのに9時間もの時間がかかるといわれています。そのため、翌日の起床時間から逆算し、飲む量と飲み終わる時間をコントロールすることがもっともよい二日酔い防止法といえます。

二日酔い緩和に役立つ頭痛薬

二日酔いによって引き起こされた頭痛は、鎮痛効果のあるイブプロフェンが配合された頭痛薬を服用することで緩和することができます。また、胃の不快感、むかつきや吐き気がある場合は胃腸の機能を調整する塩化カルニチンなどが配合された胃腸薬を服用するのが効果的です。

多量のアルコールを摂取した際は、そのアルコールの代謝で体内のビタミンB1が大量に消費されるため、ビタミンB1が不足して疲れを感じることがあります。そのようなときはビタミンB1が配合されたドリンク剤などを服用してもよいでしょう。

ただし、薬にはお酒との相互作用がよくないものも存在します。そのため、二日酔い対策として薬を服用する際はその旨を薬剤師に告げ、適切な薬を選んでもらうことをおすすめします。

二日酔いの頭痛におすすめの漢方薬

五苓散(ごれいさん)は、二日酔いに対する効能がうたわれています。頭痛、口渇、吐き気などにも効果があるとされているため、これらの症状でつらいときにおすすめです。

カフェインを摂るのも有効

二日酔いによる頭痛を解消する方法としては、カフェインを摂取するのも有効です。

二日酔いの頭痛の原因のひとつに、アルコールによる血管の拡張があります。血液に入ったアルコールで頭部の血管が無理に広げられることで、頭がズキズキと痛みます。コーヒーなどに含まれるカフェインには、アルコールの働きによって無理やり広げられた血管を収縮させる血管収縮作用があります。

さらに、カフェインには、アルコールの代謝に重要な肝機能を良好に保つ働きも期待できます。

二日酔いによる頭痛の緩和や肝機能の向上に役立つカフェインですが、摂れば摂るほどいいというものではありません。カフェインには胃散の分泌を促進する効果があるので、大量に飲み過ぎると胃もたれや胃痛の原因となることもあるのです。また、カフェインには、アルコールと同じく利尿作用があります。アルコールの利尿作用による脱水も二日酔いの症状を引き起こす原因となるため、カフェインを大量に摂ることでこの脱水症状を悪化させてしまう可能性があります。二日酔い対策でカフェインを摂る場合は、水やスポーツドリンクでの水分補給もしっかり行いましょう。

二日酔いの頭痛を緩和するためのその他の対策

二日酔いは脱水を起こしている状態ですので、水分補給が大切です。また、肝臓でのアルコール分解には糖分が必要なため、スポーツドリンクを飲むことをおすすめします。

また、熱いシャワーで血行をよくすることも、アルコールの分解を助けます。

反対に、「迎え酒」はおすすめできません。アルコールが脳を鈍くさせるため、二日酔いの症状が緩和されたように感じますが、アルコールの分解を長引かせる結果になってしまいます。

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