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二日酔いで吐き気が止まらないときの解消方法-水分・薬・飲み物・食べ物・ツボ-

更新日:2018/05/21 公開日:2015/09/30

二日酔いの症状別の解消法

二日酔いで吐き気が止まらないときは、どのような治し方があるのでしょうか。薬(吐き気止め)、飲み物・食べ物、ツボによる対策、合併しがちな下痢、頭痛を治す方法、なぜ吐き気が起こるのかを含めてドクター監修のもと詳しく解説します。

◎短くポイントをまとめると
まずは経口補水液やスポーツドリンクで水分補給を!
吐き気や胃もたれは市販の胃腸薬で軽減させることが期待できる
低血糖状態になりがちなので糖分補給も。なかでも果糖を含む食べ物がおすすめ

二日酔いで多く見られる症状のひとつが吐き気です。お酒を飲みすぎてしまった翌朝、吐き気や下痢、頭痛があっても仕事に行かなければいけないのが辛いところです。止まらない吐き気を解消するためには、どのような方法があるでしょうか。

まずは水分補給が重要!

お酒を飲んだ後は、アルコールの利尿作用のために脱水症状を起こしやすくなっています。飲み過ぎたことを反省しつつ、水分をたくさん摂りましょう。アルコールで失われた水分を補給でき、アルコールの血中濃度を多少は下げることができます[1]。

また、吐いてしまった場合は、嘔吐で失った水分を補充するという点と、食道を胃酸から守るという点から、水分補給は非常に大切です。嘔吐した際は、アルコールとともに胃液も食道を通ります。この胃液で食道の粘膜が溶けてしまい、一過性の逆流性食道炎が起きることがあります。この症状を軽くするには、水を飲んで粘膜に付着した消化液を洗い流すことが有効です。

加えて、飲みすぎた翌日には下痢になる人も多いですが、これも脱水症状を悪化させる原因となるので、やはり水分補給が必要となります。

水分補給にはどんな飲み物がいい?

水分補給には、小腸での水分吸収が最も効率よく行われるように塩分と糖分が調整された経口補水液が適しています。スポーツドリンクも電解質を含むため適していますが、糖分が多めなので血糖値が高めの方は注意してください。これらが手元にない場合は、水だけでなく塩分(梅干しなど)、糖分(飴など)を一緒に摂るようにしましょう。

なお、二日酔いで起こりやすい頭痛には、カフェインを含む飲み物(コーヒーや緑茶など)がよいといわれています。ただし、カフェインには利尿をうながす作用があるので、水分補給というよりは頭痛対策として適度に摂取しましょう。

水すら飲めない状態だったら?

水を受けつけないほどの吐き気がある場合は、横になって身体を休めるようにしましょう。このような状態では仕事のパフォーマンスも上がらないので、状況が許すのであれば無理をせず半休を取るなどして、一刻も早い回復に努めた方がいいかもしれません。

二日酔いの吐き気に効く薬(吐き気止め)

二日酔いの吐き気対策として、市販薬を試してみるのもいいでしょう。二日酔いのときはほとんど胃が動いていません[1]。胃に飲食物が停滞することで、吐き気や嘔吐、胃のムカつき、胃もたれを引き起こします。また、アルコールの刺激で胃が胃酸を過剰に分泌し、胃酸過多の状態になり、胸やけや胃の不快感を起こしてしまうケースもあります。

これらの不快な症状は、市販の胃腸薬を飲むことで軽減させることが期待できます。近年ではコンビニでも胃腸薬が手に入るようになりました。パッケージの効能欄に、二日酔いや悪酔いの吐き気、むかつき、悪心、嘔吐と書いてあるものを選びましょう。胃に飲食物が停滞している場合は「健胃薬」を、胃酸過多の場合は「制酸薬」を選ぶとよいでしょう。ドラッグストアで買う場合は薬剤師や登録販売者に適切な薬を選んでもらうこともできます。

二日酔いのときに摂りたい食べ物

肝臓はアルコールの分解だけでなく、糖分の貯蔵や供給を行なっている臓器でもあります。しかし、アルコールを摂取するとアルコールの分解が優先されてしまうため、体への糖の供給が減少してしまい、それによって体内の糖分が不足し、低血糖の状態となります。これが吐き気の一因として考えられます。糖質を摂って血糖値を上げることも、二日酔いの症状の緩和によいでしょう。

糖質の中でも、果物に多く含まれる果糖にはアルコールの分解をいくらか助ける効果があるといわれています[1]。果糖を多く含む食品のなかでも、特に二日酔いに良いとされるものには、ハチミツ、トマト、柿、梨、マンゴーがあります。詳しくは『二日酔いの対策や予防に効く食べ物・飲み物』をご覧ください。

二日酔いによいといわれるツボ

吐き気などの二日酔いの辛い症状の対策として、水分や糖分の摂取、胃腸薬の服用を紹介してきました。これらを行ったうえで、さらに何かできることがあれば試したい、ということなら、肝臓の機能を高めるといわれているツボを押してみるのもいいでしょう。太衝(たいしょう)、期門(きもん)、健理三針区(けんりさんしんく)、魚際(ぎょさい)というツボがあります。場所や押し方について詳しくは『二日酔いによる頭痛に効果的なツボ』をご覧ください。

二日酔いにはならないのが一番!

残念ながら、二日酔いをてきめんに解消する「特効薬」はありません。今後は二度と同じようなひどい二日酔いにならないように、飲酒量をコントロールしましょう。詳しくは『二日酔いの原因と予防法、なってしまったときの対処法』をご覧ください。

おことわり

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点
  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

参考文献

  1. [1]松下幸生. “宴席での飲酒―飲む前にしっておいてほしいこと” アルコール健康医学協会NEWS&REPORTS,No.2(平成24年11月号). http://www.arukenkyo.or.jp/book/all/pdf_nr/nr_18_02.pdf(参照2018-05-10)

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