遊離アミノ酸の特徴と体内での働き

更新日:2017/05/16 公開日:2015/10/27

アミノ酸の種類と働き・効果

アミノ酸のなかには、タンパク質と結合しないで単独で体内を循環しながらサポートする「遊離アミノ酸」があります。ここでは、医師監修のもと、遊離アミノ酸の働きや種類、多く含まれている食品についても解説していきましょう。

ヘルスケア大学参画ドクター先生

この記事の監修ドクター


ヘルスケア大学参画ドクター先生

私たちの体には、20種類のアミノ酸の他にも、力を発揮してくれているアミノ酸が多数存在しています。その一種「遊離アミノ酸」について解説します。

遊離アミノ酸とは

必須アミノ酸や非必須アミノ酸のようにタンパク質を構成する以外にも、それとはまた別の働きをしてくれているアミノ酸があります。そういったアミノ酸の1つである「遊離アミノ酸」は、肝臓や筋肉だけでなく血液の中にも存在し、その名前の通りタンパク質と結合せずにひとつのアミノ酸として体内を循環しています。

たとえば、体内のどこかでアミノ酸が足りないときには、血中のアミノ酸を取り入れてタンパク質の材料になります。反対に遊離アミノ酸が多くなった場合は血中に放すことで、アミノ酸の貯蔵庫のような働きをしながら、アミノ酸の代謝をサポートしています。

遊離アミノ酸の種類

遊離アミノ酸には、「オルニチン」や「シトルリン」があります。それぞれ、どのような役割をもっているのでしょうか?

・オルニチン

シジミのエキスで知られているオルニチンは、肝臓のさまざまな働きをサポートしてくれます。CMなどで「二日酔いにはコレ」といったキャッチフレーズがあるように、アルコールによる疲労を改善したり、体内のアンモニアを尿素に変換したりというデトックス作用があります。また、基礎代謝や成長ホルモンの分泌を促したり、免疫力をキープするといった肝臓の機能を高めてくれます。

オルニチンを豊富に含んでいる食品の代表といえばシジミですが、エノキダケ、マグロやヒラメ、チーズなどにも含まれています。といっても、シジミとエノキダケ以外の食品の含有量はわずかです。サプリメントなどを上手に活用してもいいでしょう。

・シトルリン

シトルリンは、血液の流れをスムーズに整える働きを担っています。血管を広げることで血流を促し、動脈硬化の予防、冷えやむくみの予防など。肌にしっかり栄養を運び、ターンオーバーを促すことから、美容面でもサポートしてくれるアミノ酸です。

シトルリンはスイカやメロン、キュウリ、冬瓜などウリ科の植物に多く含まれています。その他、クコの実やニンニクなどにも含まれます。