有酸素運動がもたらす人体への効果とは

更新日:2015/10/23

有酸素運動の基礎知識

ダイエットや健康維持によいとされている有酸素運動ですが、具体的に体にどのような影響を与えてくれるのでしょうか。専門家監修のものと、有酸素運動を行うことで得られる効果と、続けるためのポイントについてお伝えします。

古川美佳

この記事の監修専門家

インストラクター
古川美佳

適度な有酸素運動は健康を維持するうえでよいものとされますが、具体的にはどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?有酸素運動が体にもたらすメリットと、続けるためのポイントについてお伝えします。

有酸素運動が体にもたらすメリット

酸素を取り込みながら体の中の糖や脂肪を燃焼させる有酸素運動が体にもたらす効果には、主に以下のものがあります。

  • 心肺機能の改善(心臓・呼吸筋の強化が期待)
  • 血管の柔軟性の改善(高血圧・冠動脈疾患の緩和が期待)
  • 脳への刺激(アイデアがひらめきやすくなるなど)
  • 骨の強化(骨粗鬆症の予防が期待)
  • 基礎代謝量の向上(新陳代謝が促進、ダイエット効果も期待)
  • 体脂肪の燃焼(血中のLDLコレステロール・中性脂肪の減少が期待)
  • ストレスの緩和・発散(不安や抑うつ感の軽減などが期待)

有酸素運動というとダイエット目的で行う方も少なくないですが、上記のように健康維持のためにもぜひ行いたい運動なのです。

有酸素運動の効果を得るためのポイント

有酸素運動は、20分以上継続して行うことでより高い効果が期待できます。これは、運動を開始して20分ほど経過したあたりから脂肪が活発に使われるようになるためです。しかし、20分以上続けなければまったく効果が得られないわけではなく、10分の運動であっても脂肪を消費することは可能です。あまり無理はせず、自分の体力や体調に合わせて行いましょう。長く続けるのが難しい場合は、5分~10分を数回にわたって行うなど、単発の時間を積み重ねる方法もあります。これでも、20分以上継続するのと同等の効果が見込めるので、体力に自信がない方はぜひ試してみてください。

ちなみに、通常の運動は有酸素運動と無酸素運動が組み合わさっているものがほとんどで、一般的に有酸素運動と呼ばれるものは、「有酸素運動の割合が多い運動」を指しています。脂肪の減少を目的として行う場合は、有酸素運動の中でも、よりその割合が多い運動が効果的です。たとえば、ジョギングとウォーキングはどちらも有酸素運動ですが、ウォーキングの方がその割合が多いため、脂肪の減少に向いていると言えます。

有酸素運動を続けるための注意点

運動強度が低いからといって油断すると、思わぬケガなどのトラブルを招く可能性があります。例え、どんなに強度の低い運動であっても、行う前にはストレッチなどの準備運動を行い、しっかりと体をほぐしましょう。

また、空腹時の運動は避けてください。事前に軽い食事などでエネルギーを確保してから始めるようにしましょう。反対に、食後すぐの運動は腹痛などのトラブルの原因になるので、しっかり食事をとった場合は、30分以上あけてから運動するようにしてください。