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女性がなりやすい痔とは?原因と症状

更新日:2017/09/14 公開日:2015/10/30

痔の基礎知識

痔と聞くと、男性がなりやすい病気というイメージがありますが、女性はあまり痔にならないのでしょうか。ドクター監修のもと、女性がなりやすい痔のタイプがあるのかどうかや、その原因と症状について解説します。

男性は痔になったことを隠さずにいる人も多いことから、痔は男性に多いイメージがあります。しかし、女性でも痔に悩んでいる人は多いようです。さらに、女性がなりやすい痔もあるようです。女性がなりやすいのは、どのようなタイプの痔なのでしょうか。原因と症状について解説します。

女性がなりやすい痔の種類

主な痔には、「イボ痔」、「切れ痔」、「痔ろう」の3種類がありますが、男女ともに多いのは「イボ痔」です。次に多いのが、男性は「痔ろう」、女性は「切れ痔」です。以下では、女性がなりやすい「イボ痔」、「切れ痔」それぞれの痔の特徴と女性がなりやすい原因見ていきましょう。

イボ痔

イボ痔は、肛門周辺の静脈の血流が滞り、うっ血することで、肛門の内部や外側にいぼ状のものができて膨らむことで起こります。また、痔をつり上げている靭帯がゆるむことも原因とされています。進行すると、腫れて痛みが出たり、出血したり、肛門内部のイボが排便時に外に出てくることもあります。詳しくは、『痔の種類(1):いぼ痔(痔核・脱肛)の原因と症状』で解説していますのでご覧ください。

切れ痔

切れ痔は、硬い便や太い便、下痢などによって肛門が傷ついたり、直腸肛門部の血液循環が悪くなることで起こります。肛門が切れたり裂けたりするため、痛みは強いものの、出血量はそれほど多くない場合もあり、痛みはそれほどでなくても出血が多く、便器が赤くなって驚く場合もあります。

詳しくは、『痔の種類(2):切れ痔(裂肛)の原因と症状』で解説していますのでご覧ください。

ほかの病気のこともありますので、切れ痔とすぐに判断するのでなく、肛門科を受診しましょう。

原因1:便秘とホルモンバランスの乱れ

女性が痔になりやすい原因の一つに、男性より女性のほうが便秘になりやすいということがあげられます。なぜなら、女性特有のホルモンが原因だったり、便意をもよおしても仕事中だからと恥ずかしくてトイレに行くのを我慢してしまったり、ダイエットをすることで食事量が減って便意が起きにくくなったりするためです。

また、朝、時間がないことを理由に、あるいはダイエットの一環で朝食を食べない女性もいますが、これも便秘につながります。起床後、胃が空っぽの状態で食事をすることで胃が刺激され、便意が起こるため、朝食抜くことは便意を消失させてしまいます。

生理前も、ホルモンの作用によって便秘になりがちです。さらに、女性に多い冷え性も、肛門の血流が悪くなるため、うっ血して痔になりやすいと言えます。

原因2:妊娠・出産

妊娠中は、ホルモンバランスが変化したり、体中の血液がお腹に集まることで肛門周辺の血流が滞り、静脈が圧迫されてうっ血し、痔を発症しやすくなります。また、妊娠中の運動不足による便秘が原因で痔になることもあります。

女性はもともと、肛門の前方と後方の括約筋が弱く傷つきやすいため、出産によって強くいきみ、肛門に大きな負担がかかると、イボ痔や切れ痔になりやすいと言えます。また、産後は授乳によって体内の水分が不足したり、数時間ごとの授乳などで生活リズムが不規則になることで便秘になるなど、痔になりやすい状態です。詳しくは『妊娠中・出産後に痔になりやすいのはなぜ?原因と対処法』をご覧ください。

男性だけでなく、女性も便秘や妊娠・出産など、女性特有の原因によって痔になりやすいことを知った上で、痔を引き起こさないような生活習慣を意識しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 肛門外科

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