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病気が原因で起こるむくみ(3)肝性浮腫

更新日:2016/12/09 公開日:2015/11/25

肝臓になんらかの障害が起き、肝機能が低下すると、むくみが生じることがあります。肝臓の病気によって起こる「肝性浮腫」の概要や、肝性浮腫を引き起こす疾患について解説します。

肝性浮腫とは

肝臓は、タンパク質の合成や貯蔵を行ったり、身体の老廃物を分解したりする大切な臓器です。肝性浮腫は、そんな大切な機能である肝臓の機能が低下することにより生じるむくみのことを指します。

慢性肝炎やアルコール肝炎などで肝臓の機能が低下してくると、血管内に水分を留めておく「アルブミン」というタンパク質の合成が低下します。血管内に分を留めるアルブミンの量が減ることで、血管内に水分が保存されず、その水分が細胞間に染み出してきます。その滲み出した水分が原因となって、むくみが生じます。

肝性浮腫は、採血検査や、腹部超音波検査で診断することができます。

肝性浮腫を引き起こす肝臓疾患とは

肝臓に慢性的な炎症が続くと、肝臓の組織が破壊され肝臓疾患を引き起こします。肝性浮腫を引き起こす肝臓疾患には、慢性肝炎、アルコール肝炎、肝硬変などがあげられます。

慢性肝炎

肝臓の炎症が6か月以上続くのが慢性肝炎です。慢性肝炎は主にウイルスが原因と言われ、慢性肝炎を引き起こすウイルスにはC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスがあります。中でも、C型肝炎ウイルスによるものが多くの割合を占めています。

アルコール性肝炎

アルコールによる肝臓病にはさまざまなものがありますが、飲み過ぎによってまずなるのが脂肪肝です。脂肪肝の状態でさらにアルコールを大量に飲み続けると、アルコール性肝炎を引き起こします。アルコール性肝炎の症状としては、倦怠感・食欲不振などが一般的です。腹痛や発熱を呈することはまれです。また、アルコール性肝炎と診断された人の中には、アルコール依存症となっている場合があり注意が必要です。

肝硬変

アルコール性肝になってもさらに、飲酒をしていると肝硬変に進む危険性があります。肝硬変は、アルコール性肝臓病の最終段階で、非常に危険な状態です。むくみは肝硬変の代表的な症状としてあげられます。そのほか、重大な症状として、腹水、黄疸、吐血などがあります。

肝臓は、「沈黙の臓器」とも言われ、よほどのことがない限り症状を自覚することができません。そのため、症状が出てからでは手遅れになることもあります。

むくみなどの症状が見られなくても、アルコールを常習的に摂取している方は定期的に検査を受けることをおすすめします。

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