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アスタキサンチン配合化粧品の効果と選び方

更新日:2017.12.18
公開日:2015.12.17
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この記事の監修者
かおるクリニック 院長 佐藤薫

アスタキサンチンを食べたり飲んだりして抗酸化作用が期待できるとなれば、化粧品に配合されている場合の作用も気になります。どのような化粧品を選べばよいのかなどを専門家の監修のもとに解説します。

最近、アスタキサンチンを配合した化粧品の種類が増えてきました。アスタキサンチンは、肌からも吸収されるのでしょうか。また、肌によい効果が期待できるのは、どんなタイプの化粧品なのでしょうか。

化粧品に配合されたアスタキサンチンの効果とは?

抗酸化力の効果が高いといわれるアスタキサンチンですが、化粧品配合成分としては、いくつかの困った性質を抱えています。熱や光に弱いこと、油にしか溶けないためそのままでは吸収されにくいこと、分子量が大きいことなどです。これらの弱点を克服しないと、皮膚からの浸透や吸収は難しいとされてきました。

そこで現在、化粧品に配合されているアスタキサンチンには、成分の安定性を高めたり、分子の大きさを極小化したりなどの技術が駆使された商品が増えてきています。皮膚表面の角質層のバリアを通過し、深くまで浸透して効果を発揮するアスタキサンチン配合の化粧品も出てきたのです。化粧品を購入する際には、それぞれのメーカーのホームページやカタログ、パッケージなどから情報を入手し、配合成分の機能や効果をしっかり検討して選びましょう。

アスタキサンチンのアンチエイジング作用に注目

皮膚に浸透するよう工夫されたアスタキサンチンの化粧品ならば、その抗酸化作用によって、肌のアンチエイジングも期待できます。肌の老化は、紫外線を浴びることで皮膚細胞に発生する活性酸素が主な原因となって進みます。活性酸素によってメラニンが増え、シミやくすみとなるほか、コラーゲンやエラスチンが壊され、皮膚の弾力が失われてシワやたるみが現れます。また、活性酸素によって皮膚のバリア機能が低下し、保湿能力が低減して乾燥が起こります。こうした肌の大敵である活性酸素に対抗するのが、抗酸化作用を有する物質なのです。

化粧品において抗酸化作用のある成分は、ビタミンCやビタミンEをはじめ多数ありますが、中でも比較的新しく注目されている成分のひとつがアスタキサンチンです。シミやくすみ、シワやたるみの少ない、張りと弾力のあるみずみずしく潤った肌をめざして、アスタキサンチン配合の化粧品を試してみる価値はあるでしょう。

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