サプリメントにも使われるアガリクスとは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/17

アガリクスの基礎知識

免疫力の向上などの効果をうたう「アガリクス」のサプリメントが市販されています。アガリクスとはいったいどのようなものなのでしょうか。ドクター監修のもと、アガリクスの概要について解説します。

サプリメントにも使用される「アガリクス」について、その概要を解説します。

アガリクスってどんなもの?

アガリクスは、地面から生えるブラジル原産キノコの一種で、ハラタケ科に属します。柄が長くて太く、香りが強いのが特徴で、マッシュルームに似ています。和名はカワリハラタケで、ヒメマツタケと呼ばれることもあります。1965年にブラジルより移入されて以降、日本でも人工栽培されるようになりましたが、菌株、栽培条件や産地により、その特性や含有成分にはかなり差異があるようです。

アガリクスは、俗に「免疫力を高める」、「抗がん効果がある」などといわれ、これを原料にしたサプリメントなどが、「アガリクス」の名称で市販されています。

サプリメントなどに使用されるアガリクスについて

アガリクスを使用したサプリメントには、大きく分けて、実の部分からつくられているものと、根に当たる菌糸体からつくられているものがあります。

「実」の部分を使用

従来のアガリクスの製品の大部分は、アガリクスの実を乾燥させて原料にしたものか、乾燥後にエキスを熱抽出してから加工したものです。乾燥させるのは、生の状態のままだと数日で黒く溶け始め、品質が落ちてしまうからです。一部に黒くなっても成分に変化はないとの見解もありますが、やはり乾燥する場合が多いようです。

また、アガリクスの「実」の栽培方法は、暗所で人工的に行う一般的なハウス栽培と、原産地ブラジルで太陽の下で行う自然露地栽培があり、ビタミンDは自然露地栽培アガリクスにのみ含まれるなど、栽培方法によって栄養成分の含有量が異なります。

根に当たる「菌糸体」を使用

菌糸体は地中で拡がり、ある程度まで成長するとキノコのかたちをつくり始め、それが地表にも出てきます。キノコに成長する前の菌糸体からエキスを抽出してつくったものが、「水溶性アガリクス」、「高濃度アガリクス」などの別名で売られているサプリメントです。

アガリクスの人体における抗がん効果や免疫力を高めるなどの作用については、さまざまな見解があります。その効果については、現段階では医学的根拠があるわけではないため、摂取するに際しては、その点も踏まえることが大切です。