低温やけどと通常のやけどの違いって?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/21

物理・化学的皮膚障害

低温やけどは通常のやけどと違い、さほど高温でなくても起こります。また、低温やけどは、強い症状が出ないため、気がつかないうちに重症化しやすく治りにくいものです。ここでは、医師監修記事のもと低温やけどと軽症のやけどの違いについてわかりやすく解説していきます。

低温やけどの特徴は温度と症状の出方にあります。以下で詳しくみていきましょう。

低温やけどの特徴と原因

特徴

低温やけどとは、比較的低い温度(44℃〜50℃程度)でおこるやけどです。受傷しても皮膚表面が赤くなる程度でそのときには痛みは出ませんが、数日たってから痛みが発生しひどい場合には皮膚が壊死してしまうこともあります。

原因

低温やけどは暖房器具などの熱源に長時間当たることによって起こります。湯たんぽやカイロなどの通常なら快適に感じるような温度であっても、長時間皮膚に直接あてたままにしておくと低温やけどが起きることがあります。

低温やけどが重症化しやすい理由

通常のやけどの場合は高温に触れることで起こります。もし熱源にあたったとしても「熱い」という感覚によって体の防御反応がはたらき、すぐに離れることが可能です。しかし、低温やけどの場合はやけどを起こしていることに気がつかないため、原因物質に触れたままとなりじわじわとやけどが進行してしまいます。

長時間低温熱源にあたっている場合、皮膚のダメージは血流の少ない内部の脂肪層の方が大きくなります。そのため、やけどに気がついた時には症状が進んでいて、内部から壊死を起こしているケースが多くあります。皮膚表面に症状が出るのは最後になるため、初期対応ができず、経過も予測することができない場合が多いです。

低温やけどを防ぐには

暖房器具などを使う場合は、長時間皮膚に触れたままにならないようにしましょう。特に、就寝時には熟睡により体を動かさず、暖房器具が体の一か所に当たったままになりやすく、低温やけどを起こす確率が上がります。肌に触れる暖房器具は寝る前に使用し、眠っている間には使わないようにしましょう。

低温やけどは、寝たきりの人や老人、乳幼児など、自由に体を動かしたり意思を示したりできない人に起きることが多いといわれています。また、糖尿病などの感覚や血行の障害をともなう持病を持っている場合も重症化しやすいので、注意しましょう。

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