やけどで水ぶくれができたときの対策・処置

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/21

物理・化学的皮膚障害

水ぶくれになってしまったやけどは、適切に処置を行わないと治りが遅くなったり跡が残ったりすることがあります。ここでは、医師監修記事で、水ぶくれになってしまった場合のやけどはどんな状態なのか、応急処置の方法や対策、注意すべきことについて詳しく解説します。

やけどの水ぶくれにはどう対処したらいいでしょうか?ここでは、水ぶくれを起こした場合のやけどはどんな状態なのかや、その応急処置の方法についてご紹介します。

水ぶくれを起こしたやけどの状態

やけどの後、水ぶくれになってしまった場合、表皮の奥にある真皮にまでダメージが及んでいます。水ぶくれの状態でやけどがどの程度の深さまで達しているかがわかります。

赤みを帯びた水ぶくれができた場合

この場合、やけどの深さの分類でいうと「浅達性II度熱傷」のやけどになります。真皮の浅い部分まで達しているやけどで、水ぶくれを押さえた時に赤みは消えますが、強い痛みがあり、治るまで1~2週間ほどかかります。

赤みを帯び、水ぶくれの下の皮膚が白くなっている場合

この場合、やけどの深さの分類でいうと「深達性II熱傷」のやけどになります。真皮の深い部分までやけどを起こしていて、水ぶくれを押さえても赤みが消えません。感覚神経が損傷を受けているために、痛みは少ないです。治るまで1か月ほどかかります。

やけどの深さの分類についての詳細は、関連リンク『やけどの深さ・広さの分類と治療法』をご覧ください。

水ぶくれができた時のやけどの応急処置方法

水ぶくれができてしまったやけどの場合も、すぐに15分から30分程度、流水で冷やします。氷水などで必要以上に冷やし過ぎてしまうと凍傷の危険があるため注意してください。衣類が貼り付いてしまっているときは無理して取ろうとせず、その上から冷やして構いません。

水ぶくれがある場合はできるだけ潰さないように保護しましょう。水ぶくれにはリンパ液などが含まれています。自分で潰すと雑菌への感染のリスクが高まるので、潰さないように気をつけながら清潔なガーゼなどで保護しましょう。

水ぶくれができたやけどは医療機関の受診を

水ぶくれができた場合のやけどは対処方法を誤ると後遺症が残ることがあるので、医療機関を受診しましょう。やけどの深度によって治療法は異なります。

たとえば、深達性II度のやけどの場合、やけどの跡が残ったり、皮膚のひきつり(拘縮)が残る場合があります。水ぶくれや破けると細菌感染の可能性があるので専門医の判断を仰ぎましょう。

水ぶくれの処置方法については、その状況により専門医の間でも意見が分かれますが、水ぶくれを維持したまま湿潤療法を行うことが一般的です。専門医の判断によっては、水ぶくれが大きく、膜が薄く破けてしまいそうな場合や場所によっては先に破くこともあります。できてしまった水ぶくれをそのままにするのか破くのかは専門医の判断にゆだねたほうがいいでしょう。

公式アプリ

fem.
fem.

毎日1つ。ドクター監修の簡単ヘルスケア・ビューティー習慣!