風邪との違いは?マイコプラズマ感染症の特徴的な症状や治療法

更新日:2016/12/15 公開日:2016/01/23

マイコプラズマ感染症の基礎知識

マイコプラズマ感染症の症状について、風邪と比較しながらドクター監修の記事でお伝えします。風邪だと思って放置しておくと肺炎を引き起こす恐れがあるので、マイコプラズマ感染症の特徴をしっかりと理解しておきましょう。

ヘルスケア大学参画ドクター

この記事の監修ドクター


ヘルスケア大学参画ドクター

風邪と間違われることの多いマイコプラズマ感染症の症状について解説します。場合によっては、肺炎を引き起こすことがある病気なので、風邪の症状と見分けることが重要なポイントとなってきます。

マイコプラズマ感染症の症状

病原体であるマイコプラズマは、気道の粘膜から体内に入り込み、長引く発熱や咳、のどの痛み、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛、神経痛などの症状をもたらします。風邪のような症状で始まり、3日くらいしてから咳が少しずつ強まるのが典型的なパターンです。

ほとんどの場合、発症してから5~7日ほどで症状が治まりますが、肺炎を引き起こすことがあるので注意が必要です。

風邪薬を飲んでも熱が38度以上のまま下がらず、解熱しても痰が少なく乾いた咳が止まらない場合には、マイコプラズマ感染症から肺炎を起こしている可能性があります。

マイコプラズマに感染しても通常は3週間もすれば自然治癒するのですが、マイコプラズマが増殖して気管や気管支、肺胞といった気道粘膜上皮を破壊して劇症化することがあります。

マイコプラズマ感染症が原因で、乳幼児が肺炎になるケースは多くありませんが、5歳を超えると肺炎の症状が出やすくなります。特に成人は重症化するとリスクが高まり、胸水貯留や呼吸不全につながる恐れがあります。

頑固な咳が続くなど肺炎が疑われる場合には、すぐに受診してください。

マイコプラズマ感染症と風邪の見分け方

マイコプラズマ感染症の初期症状は、一般的な風邪の症状と変わらないことがほとんどです。そのため、症状を見ただけでマイコプラズマ感染症か風邪かを見分けることは医師でも難しいでしょう。

しかし、マイコプラズマ感染症は、鼻水などの鼻炎症状が目立たないケースが多いと言えます。とはいえ、幼児に限ってはマイコプラズマ感染症でも鼻炎症状は頻繁にみられます。

マイコプラズマ感染症の特徴は風邪のような初期症状で始まり、自分では抑えられないほどの頑固な咳が続くこと。最初はコンコンとした乾いた空咳が止まらなくなり、そのうち痰(たん)がからんだ咳に変わってきます。

医師による診察では、症状だけでなく同居する家族の発症や学校での流行、咽頭ぬぐい液による遺伝子検査や血清診断を参考にしてマイコプラズマ感染症の診断を行います。

この病気・症状の初診に向いている科 小児科