はしか(麻疹)とは?かかりやすい年齢や流行時期について

更新日:2016/12/09

はしか(麻疹)の基礎知識

はしか(麻疹)は、感染力が非常に強く、重症化する恐れもある病気として知られています。ここでは、ドクター監修記事のもと、はしかにかかりやすい年齢や流行しやすい時期など、はしかの病気の特徴について紹介します。

はしか(麻疹)とは、どんな病気でしょうか。かかりやすい年齢・流行時期や傾向などの特徴を見ていきましょう。

はしか(麻疹)ってどんな病気?

はしかは、はしかウイルスに感染することで発症する感染症です。はしかウイルスは、感染力が非常に強いことが特徴で、免疫がない人が感染すると、ほぼ100%発症するといわれるほどです。

はしかを発症すると、発熱や咳、鼻水、全身の発疹などといった症状が現れます。また、高熱で体力を消耗するため、抵抗力が下がって、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こしやすく、重症化すると、死に至るケースもあります。

はしかの原因・症状についての詳細は、『はしか(麻疹)の症状や原因について』をご覧ください。

はしか(麻疹)にかかりやすい年齢

はしかは、生後6か月以降に感染しやすく、多くの場合、幼稚園くらいまでは注意が必要です。

では、なぜ生後しばらくは、はしかに感染することがないのでしょうか。

その理由は、母親がはしかの免疫を持っている場合、お腹の赤ちゃんにもはしかの免疫が受け継がれるからです。このため、生後3か月くらいまでは、通常はしかに感染することがありません。しかし、受け継がれた免疫は、生後6か月くらいから徐々に消えてしまうため、この時期を過ぎると、かかりやすくなります。

もちろん、母親がはしかにかかったことがなく、はしかの免疫を持っていなければ、それ以前にかかることもあります。

現在では、1歳のときと、小学校入学前の1年間という2回にわたって、はしか・風疹の混合ワクチンを定期接種で受けることができます。1歳になったら、なるべく早めに混合ワクチンを接種させましょう。

はしかの予防接種やワクチンについての詳細は、『はしか(麻疹)の予防接種とワクチン』をご覧ください。

はしか(麻疹)の流行時期と傾向

はしかが流行しやすいのは、毎年、春から初夏にかけてです。とはいえ、定期接種の接種率が上昇しているため、幼児のはしかの患者数は、年々減少しています。しかし、近年では、定期接種を受ける年齢に達していない乳幼児が多い保育園と、幼少時にワクチンを1回だけ接種したことがある10〜20代の人で感染者数が増えている傾向があります。

幼少時にワクチン接種を一度済ませた人が、なぜはしかに感染してしまうのかというと、一度ワクチンを接種しただけでは、十分な免疫がつかない人が、数%存在するからです。また、近年、はしかの患者数が減少したことで、自然のはしかウイルスに接する機会が少なくなり、ワクチンで獲得した免疫が、徐々に減衰してしまうことも要因のひとつです。

このため、はしかワクチンは、2回の接種がすすめられています。

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