子供の発症率100%!?RSウイルス感染症の症状と原因

更新日:2017/11/02 公開日:2016/01/23

RSウイルス感染症の基礎知識

2歳までには感染する確率が高いといわれているRSウイルス。感染と発症をくりかえすうちに免疫力がついていきますが、乳幼児が初めて感染すると重症化する可能性があります。ここでは、RSウイルスの症状と、原因について解説します。

ヘルスケア大学参画ドクター

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ほとんどの子供が2歳までに1度はかかるRSウイルス。感染すると、どのような症状が現れるのでしょうか。

RSウイルスの症状

肺や気管などの呼吸器に感染するRSウイルス。一般的には、RSウイルスが体内に入り込むと、潜伏期間が2〜8日間ほどあります。その後、咳や発熱、鼻水が止まらないなどの症状が現れます。ほとんどの場合は、このように風邪に似た症状のみで数日経過すると、次第に病状は軽くなっていきますが、乳児が初めてRSウイルスに感染した場合は、まだ体内にRSウイルスに対する免疫がないため、気管支炎や肺炎といった症状を引き起こす恐れがあり重症化しやすい傾向にあります。

特に生後数週間から数か月の生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんのお腹にいた時にもらった免疫しかないため免疫力が低く、この時期にRSウイルスに感染すると、細気管支炎、肺炎といった重い症状を引き起こす危険性が高くなるのです。そのため、生まれたばかりの乳児は、RSウイルスからの感染を防ぐことが非常に重要です。

また、RSウイルスを再感染した幼児の症状は軽くすむ場合が多いですが、中耳炎を合併する場合もあります。

RSウイルスが発症してしまう原因

RSウイルスの感染経路は、主に咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫によって感染する飛沫感染と、病原体が付着した物を触って感染してしまう接触感染で、空気感染の心配はないといわれています。

RSウイルス感染症の具体的な感染の仕方は、風邪とよく似ています。咳やくしゃみによって飛散したウイルスを吸い込んでしまったり、また、ウイルスが付いたおもちゃなどを赤ちゃんがなめてしまったり、ウイルスが付いた手で赤ちゃんを触ってしまったりすることで感染します。おもちゃを舐めたり、よだれが出てしまう、0歳児や1歳児の乳幼児がもっとも感染しやすいのです。

RSウイルスは、生後1歳までに約半数、2歳までにはほぼ全員が、少なくとも一度は感染します。何度も感染するうちに免疫力がつき、徐々に軽い症状で治まってくるとはいえ、ときに重症化する危険性もあるので、周囲の大人も注意が必要です。咳などの症状が出ている人は、なるべく乳児に近寄らないようにしましょう。また、日常的に接する親などは、RSウイルスの流行している時期や呼吸器に問題がある際は、必ずマスクをして子供に接し、外出から帰宅した際には、手洗いとうがいを必ず行ってください。

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