症状が違う!大人のRSウイルス感染症の症状と注意点

更新日:2016/12/09

RSウイルス感染症の基礎知識

2歳までの子供の多くが初感染するといわれているRSウイルス。大人が感染しても風邪に似た症状でおさまることがほとんどですが、場合によっては持病が悪化するケースもあります。ここでは大人のRSウイルス感染について解説してきます。

免疫力の弱い子供が感染しやすいRSウイルスですが、大人にも感染するのでしょうか?

大人もRSウイルスに感染するのか

肺や気管などの呼吸器が感染するRSウイルスは、2歳までにほとんどの乳幼児が感染するといわれています。RSウイルスは感染と発症をくりかえしていく中で、体内に抗体は作られていきますが、抗体自体に十分な防御効果がないため、何度も感染してしまう可能性があるのです。それでもRSウイルスに対する免疫があるため、ほとんどの人は感染しても咳や鼻水、発熱などの症状が出たあとは、数日経過すると症状は軽くなっていきます。しかし、免疫力が弱まっている高齢者の場合や持病を持っている人がRSウイルスに感染するとインフルエンザと同じような致命率を引き起こす危険性があるので注意が必要です。

大人のRSウイルス感染症の特徴と症状

大人がRSウイルスに感染した場合は、ほとんどが風邪に似た咳、痰、鼻水、熱などの症状のみで、数日経過すると自然に治っていきます。このため、症状がおさまるとただの風邪だったと思い過ごしてしまうことも多いでしょう。しかし、RSウイルスは感染後、体外からウイルスが排泄される期間は7〜21日と、体外にだす時間が長い特徴があるため、周囲にウイルスを撒き散らし、感染が広がる恐れがあります。また、呼吸器などに病気がある人、免疫力が弱い人などは、RSウイルスに感染することで肺炎などを引き起こし、重症化してしまう危険性もあるので軽視しないようにしましょう。

RSウイルス感染症の注意点と対処法

RSウイルスはインフルエンザなどと異なり、ワクチンなどで予防することができません。さらに、ウイルスを撃退する特別な治療もなく対処療法が一般的となっています。多くの場合はRSウイルスに感染しても風邪に似た症状でおさまりますが、まれにRSウイルスの感染がきっかけになり、もともと持っていた病気が悪化してしまうこともあります。特に、タバコの吸い過ぎなどが原因で肺気腫を患っている人は要注意です。RSウイルスが呼吸器に感染して、肺炎が発症すると、肺気腫を悪化させてしまい、肺炎が治ってももとの状態には戻らないケースもあるのです。症状が悪化した場合は我慢せずすぐにドクターに相談するようにしましょう。

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