入院は必要?RSウイルス感染症の治療について

更新日:2017/03/22 公開日:2016/01/23

RSウイルスの治療と対策

RSウイルス感染症には即効性のあるワクチンや治療薬がないため、感染した場合は対症療法が主な治療法となっています。そこで実際に病院ではどのような治療が行われるのか、ドクター監修のもと詳しく解説します。

ワクチンも即効性のある治療薬もないRSウイルス感染症になった場合、病院ではどのような治療が行われるのでしょうか。

RSウイルス感染症の治療

日本のみならず、世界中で発症されているRSウイルス感染症ですが、現段階では効果のあるワクチンはありません。また、治療薬も特殊であり、めったに使用されることはありません。そのため、熱が出たら水分補給やクーリング、熱を下げるために抗生剤やステロイドを使用するというような対症療法が主な治療法になります。感染しても比較的症状が軽い場合は、十分に睡眠をとる、水分と消化のよいもので栄養をしっかりとる、身体を温めるなど安静にして経過をみます。RSウイルス感染症は風邪の症状とよく似ているため、安静にしていると数日後には症状が軽くなっていきます。RSウイルスの治療法について、詳しくは『RSウイルス感染症の大人の症状の特徴や注意点、高齢者・子供との違い』をご覧ください。

RSウイルス感染症の治療時に使われる治療薬

RSウイルス感染症になり、症状がひどくなった場合、病院ではどのような治療が行われるのでしょうか。感染してもっとも現れやすい症状の発熱には、体を冷やすとともに、アセトアミノフェン(カロナール)などの解熱薬を用います。呼吸器から「ゼイゼイ」や「ヒュウヒュウ」など音が聞こえる喘鳴をともなう症状に対しては、鎮咳去痰薬(メジコン・ムコダイン・ビソルボンなど)や気管支拡張薬(ホクナリン、メプチン)などを使用します。感染の症状によって、体内が脱水気味になってしまうと、痰が粘性を増し、吐き出すのが難しくなってしまいます。のどや気管の通りをよくするためにも、水分の補給はこまめに行いましょう。RSウイルス感染症のみならず、他の細菌感染の合併が疑われる場合は抗生剤も用いて、細菌を排出していきます。

また、乳幼児喘息を起こしやすい子供には、早くからDSCG、ロイコトリエン受容体拮抗薬などの、予防薬を使用するケースもあります。RSウイルス感染症がきっかけで細気管支炎を起こした後、長期間にわたって肺の機能に異常が続いたり、喘息をくりかえしたりする場合があるためです。

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