子供のおねしょ、夜尿症に親はどう向き合うべき?

更新日:2016/12/09

夜尿症の予防・対策

子供の夜尿症の早期治療のためには親の向き合い方がカギとなります。おねしょをしてしまうことによる劣等感を子供に感じさせない方法や、夜尿症をできるだけ早く治す方法など、子供の夜尿症治療のために親ができることをまとめました。

子供の夜尿症の治療に、親はどういった心構えで臨むとよいのでしょうか。

子供の夜尿症と向き合うための3つのポイント

起こさない

夜中、子供を起こしてトイレに行かせるのはよい方法とは言えません。毎晩起こすことで睡眠リズムが崩れると、かえって夜尿がひどくなることも考えられます。夜中のおしっこの量を制御する抗利尿ホルモンの分泌を促すためには、規則正しい生活を送ることが必要です。

夜中にトイレで排尿させることで布団が濡れることは防げるかもしれませんが、夜尿症を治すことには繋がりません。

怒らない

「どうしてトイレに起きることができないの」と怒っても、本人は眠っていて意識がない間のことなので、気をつけようがありません。いくら怒っても夜尿は治らず、子供が嫌な気持ちになるだけで終わってしまいます。また、叱られることでよけい自分を責めてしまうかもしれません。

そもそも夜尿は怒るべきことではありません。子供がわざとやっているのではないからです。寝相が悪いことを「寝てる間は動いちゃだめ」と怒ったところで直らないのと同じです。

焦らない

子供が夜尿を卒業する時期は個人差によるもので、親のしつけとは全く関係ありません。また、同年代のお友達やきょうだいとも違ってあたり前です。「お兄ちゃんは〇歳のころにはもうおねしょしてなかったのに」と比べるようなことは言わないであげてください。子供を深く傷つけるだけで何の解決にもなりません。

親が焦ると子供も「自分は異常なんだろうか」と不安になります。わからない点は専門医に相談して解消し、気持ちを意識的におおらかに保つことも大切です。

正確な情報を知ることも大切

「どうしておねしょが治らないんだろう」とただ悩んでいるだけでは不安が堂々巡りをするばかりです。正確な情報を集めましょう。真実がわかれば子供を見守る心に余裕が生まれ、また、我が子に最適な対応を見つける手がかりも得られます。

まず、夜尿の原因は子供それぞれで異なるので、効果的な治療法も子供ひとりひとりで違うことを理解しましょう。知り合いの子供に効果があった方法が我が子にも効くとは限りません。

小学3、4年生になっても頻繁に夜尿が見られるようなら、病院で検査を受けることをおすすめします。夜尿症は放っておいても治ることがほとんどですが、時間がかかることもあります。専門機関で治療に取り組むと、比較的に早く完治することが多いです。ただし、画一的な治療法ではないので、根気よく治療に取り組む姿勢と家族の協力が欠かせないでしょう。

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