いびきがうるさい!いびきの原因

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/16

いびきの基礎知識

いびきが発生する原因には、口蓋垂(のどちんこ)が長いなどの身体的なもの、飲酒やストレスといった体調変化によるもの、喉頭がんなどの疾患が影響していることがあげられます。いびきの原因について、ドクター監修のもとで詳しく説明します。

周囲の人の睡眠を妨げるだけでなく、自身の病気のサインかもしれないいびき。いびきの原因を知ることで適切な対策と治療をおこないましょう。

いびきとは

寝ているときに、空気が通る気道が狭くなることで、呼吸をする度に音が鳴ってしまうのがいびきの正体です。気道が狭くなる理由はさまざまですが、何らかの原因で狭くなった気道を空気が通り、その振動で大きな音「いびき」を引き起こします。

いびきの原因

いびきの原因として、身体的特徴・体調変化・何らか病気と、大きく3つの原因が考えられます。

原因(1)身体的特徴

・舌が大きい

舌が大きい人は、仰向けに寝ているときに舌が気道を圧迫してしまうため、いびきの原因となることがあります。

・口蓋垂(のどちんこ)が長い

口蓋垂(のどちんこ)が長い場合も、舌が大きい場合と同様に仰向けで寝ると気道を狭め、いびきの原因となることがあります。

・咽頭扁桃(アデノイド)が大きい

赤ちゃんや子どものいびきの原因として多いのが、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大です。鼻の奥、のどとの間にある咽頭扁桃が肥大し、気道を塞いでいびきを発生させるのですが、大きくなる原因は解明されていません。

・肥満体型、のどや首周りに脂肪が多い

肥満体型でのどに脂肪がついている人は、気道が狭くなっている場合があるので比較的いびきをかきやすいと言えます。また、痩せていても舌が肥大している人もいますので、舌が大きいという原因でいびきをかきやすくなります。

原因(2)体調変化

・アルコールの過剰摂取

普段はいびきをかかない人でも、そのときの体調などによっていびきが発生するケースもあります。飲酒によるアルコール摂取は身体の筋肉を緩ませるため、舌が落ち込むことで気道がふさがれてしまい、呼吸しづらくなって、いびきをかくのです。また酸素を多く得ようと口呼吸になるので余計にいびきがうるさくなります。

・睡眠薬や安眠剤の内服

睡眠薬や安眠剤の服用時も、アルコール摂取と同様に筋肉が緩み、舌が気道を塞ぐため、いびきをかいてしまう原因となります。

・身体の疲れやストレス

身体が疲れているとき、あるいはストレスを抱えているときは、身体が無意識のうちによりたくさんの酸素を取り入れようとして、口で大きく呼吸します。これによって口内の奥の上あごの部分や軟口蓋が激しく振動し、いびきが発生しやすくなります。

・風邪などの鼻づまり

風邪などで鼻が詰まっているときも、口から十分な酸素を取り入れようとするので、いびきをかく可能性が高まります。また、急性副鼻腔炎になると、鼻腔の粘膜が腫れて上気道を狭めたり、鼻詰まりを起こしたりするので同様にいびきの原因となっています。

原因(3)何らか病気

・疾患が原因となる場合

咽頭がんや舌のがん、喉頭がんなどの場合は、腫瘍が気道をふさいでしまうため、のどが狭くなって呼吸しづらくなります。これがいびきにつながります。また、脳腫瘍や脳梗塞など、脳に疾患がある場合は、舌や軟口蓋の動きをコントロールする中枢がうまく機能しなくなり、気道を塞いでしまうことで、いびきをかいてしまうのです。

女性特有のいびきの原因

男性に比べて女性はいびきをかきにくいといわれています。しかし、女性特有のいびきの原因があります。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの減少によって気道を拡げる機能が衰えてきます。閉経後からいびきが気になる方は、女性ホルモンの減少がいびきの原因でしょう。女性でも若い頃からいびきが激しい場合は、女性ホルモンの減少ではなく、今までに紹介したことがいびきの原因として考えられます。

いびきが起こす病気や症状

いびきは身体の疾患を伝えるサインにもなりますが、いびきが引き起こす症状によって日常生活に影響を与えることがあります。

睡眠時無呼吸症候群

何らかの理由で気道が狭まり、寝ている最中に呼吸が一時的に止まってしまうのが睡眠時無呼吸症候群です。快眠を妨げるので、慢性的に疲労がたまり、集中力や記憶力の低下を引き起こします。

このように、いびきによって重篤な病気へ進行する危険性もあるので、ひどいいびきが続くときは、医師に相談してみましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 呼吸器科

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