目の疲れには蒸しタオルが有効?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/21

目のトラブルの対処法

目が疲れたとき蒸しタオルを目の上にのせるのは、本当に効果があるのでしょうか。その際は、どのような方法で行えばよいのでしょう。目の疲れに有効な蒸しタオルの使い方について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

目が疲れた時、蒸しタオルを目の上にのせて温めることは、疲れ目解消に有効なのでしょうか。以下でみてみましょう。

目が疲れたと感じたとき、目は温めるべきなのか

ある実験(※)によると、疲れ目やドライアイに対して蒸しタオルで温めた結果、ピントの調整力が回復して、目がよく見えるようになった、視界が明るくなったなどの効果があったことがわかっています。このことから、疲れ目には温めるのが効果的と言えます。

※40度の蒸しタオル1本を使って3分間温めた場合。さらに、蒸しタオル5本を使って10分間温めた場合は、ドライアイの鑑定検査にて涙の質の向上も確認されています。

目の疲れに対する蒸しタオルの有効性

目のピントは、水晶体と水晶体を収縮させる毛様体筋によって正しく調節されます。しかし、長時間目を駆使していると筋肉の緊張状態が続き、肩が凝っているような状態になり、疲れ目による目のかすみの原因になります。

蒸しタオルで目を温めることで血管が拡張して血流がよくなり、毛様体筋のこりをほぐして、疲れ目を回復する効果が期待できます。また、蒸気で適度な水分を与えながら温めることは、目の保湿にも繋がります。

また蒸しタオルは、長時間パソコンやスマホ画面での作業時など目を酷使したときにも効果的です。ずっと画面を眺めていると、まばたきの回数が減る上、涙の分泌量が低下します。さらに、室内が乾燥していると涙が蒸発しやすくなり、目が乾燥状態になって疲れ目をまねく原因にとなります。

蒸しタオルを使うことにより、乾燥を防ぐとともに、温めることによって涙の中に含まれる油成分を分泌するマイボーム腺からの油の分泌量がアップします。油は涙の蒸発を防ぐ役目もあり、ドライアイの症状緩和にもつながるのです。

蒸しタオルを目にあてるときの注意点

水で濡らして絞ったタオル1本を、電子レンジでやけどをしない程度の約40度に温めます。これを目の上に当て、約3分間温めましょう。市販のアイスチーマーなどを使って10分ほど温めれば、より効果的です。

蒸しタオルを行う理想的なタイミングは、目を酷使した後(仕事が終わった後)や、就寝前です。温めながらの軽くマッサージするのもよいですが、強くやりすぎると逆に目を傷つける原因になるため、注意してください。

なお、ものもらいなどの炎症を起こしている場合は温めることで症状が悪化することもあるため、自己判断で温めることは控えましょう。

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