低血圧の原因とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/30

低血圧の基礎知識

低血圧は遺伝や体質によって起こることが大部分ですが、なんらかの体の病気が原因となっている場合や、自律神経の不調によって起こっている場合もあります。低血圧の原因についてご紹介します。

低血圧(低血圧症)の主な原因について説明します。

遺伝的な要因や体質によるもの

低血圧の原因は、遺伝や体質によるものが大部分を占めます。両親や親戚などに低血圧の方がいる場合は、遺伝の可能性が高いです。また、虚弱体質や若い女性、痩せ型などの体質によっても低血圧の症状があらわれることがあります。低血圧の方の特徴には、猫背や肩こり、頭痛持ちや顔が青白いといったことがみられますが、これらは全て血液循環がよくないためにあらわれるものです。血圧が低いこと自体は高血圧のように問題とはなりませんが、低血圧にともなって倦怠感、頭痛、めまい、朝起きることができないなどさまざまな不快症状があらわれることがあります。

病気などの明らかな原因のない低血圧を本態性(ほんたいせい)低血圧といいます。

詳しくは『本態性低血圧とは』をご覧ください。

病気が引き起こすもの

低血圧は病気が引き起こしている場合もあります。心機能の低下を中心にさまざまな病気で血圧の低下がみられますが、急激な血圧低下がある場合には重い疾患であることが多いので注意が必要です。血圧低下が起こる代表的な疾患には以下のようなものがあります。

循環器系疾患

心筋梗塞、不整脈、心筋症、心筋炎、大動脈弁狭窄症、肺塞栓症、出血、貧血

内分泌疾患

甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、副腎不全、低血糖

神経疾患

糖尿病性神経障害、脳腫瘍、多発性硬化症、パーキンソン病

栄養障害

悪性腫瘍による低栄養状態、胃・十二指腸潰瘍などによる栄養障害

代謝性疾患

低ナトリウム血症

このような病気が原因で起こる低血圧を、症候性低血圧と言います。

詳しくは『症候性低血圧とは』をご覧ください。

自律神経の乱れ

自律神経と低血圧には深い関係があります。自律神経が乱れ交感神経にスイッチが入らず、副交感神経が優位の場合、血圧をうまく上げることができません。そのため朝寝起きが悪かったり、午前中に体調がすぐれなかったりといった症状があらわれます。

また、急に立ち上がったときや長い時間立ち続けているときにめまいを起こすのは、自律神経がうまく働くことができず、血圧の調節ができなくなり脳まで血液を送ることができないためです。このような急な動作や姿勢による血圧低下は一過性のもので、起立性低血圧とよばれます。

詳しくは『起立性低血圧とは』をご覧ください。

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