敗血症の症状とは

更新日:2016/12/09

敗血症の基礎知識

敗血症は急速に症状が悪化するため、早期治療開始が重要になります。敗血症の疑いを判断するために、具体的にどのような状態に注意するべきか、ここでは敗血症の症状について解説します。

丸茂恒二先生

この記事の監修ドクター

丸茂医院 院長
丸茂恒二先生

敗血症の症状は全身に現れます。具体的には悪寒(おかん)をともなう発熱、脈拍や呼吸数の増加、意識レベルの低下などです。初期症状が現れたら、すみやかに病院で治療する必要があります。ここでは、敗血症の症状について解説します。

敗血症の症状は全身に現れる

風邪や下痢、肺炎、尿路感染症などの感染症の原因である病原体が体内に侵入し、炎症が全身におよんでいる状態を敗血症と言います。炎症とは、風邪を引いたときに発熱することがあるように、身体に侵入した病原体から、身体を守ろうとする一連の反応です。

敗血症は炎症反応が全身に広がった状態を言います。全身の炎症反応を判断するには、医学的な視点から診断するために作成された診断基準を参考にします。体温、心拍数、呼吸数、白血球数のうち、2項目以上が基準を満たした場合に、全身の炎症反応が判断され、敗血症が疑われます。

さらに、敗血症を疑う症状としては、悪寒、38度以上の高熱、または36以下の低体温が見られます。ほかに呼吸数や心拍数の増加などが見られることもあります。症状が悪化している場合、臓器の機能不全、ショック症状として血圧低下、意識障害、尿が出なくなるなどの症状が現れることがあります。

敗血症が重症化すると…

敗血症が重症化すると、重症敗血症、そして敗血症性ショックなどに進行します。重症敗血症とは、臓器障害をともなう敗血症の状態を言います。血圧が低下する循環器不全、低酸素血症(血液中の酸素が低下している状態)、尿が出ない腎不全などが見られます。

さらに症状が悪化すると、敗血症性ショックという状態になります。敗血症性ショックとは、十分な輸液療法にもかかわらず、血圧が低下し、血圧を上げる薬の必要性がある状態です。これら敗血症が重症化した場合はいずれも、集中治療室での全身管理が必要となります。

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