家族が帯状疱疹を発症!帯状疱疹はうつる?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/19

帯状疱疹のよくある疑問

帯状疱疹が、他人にうつることはあるのでしょうか。身近な人が帯状疱疹にかかった場合に気をつけるべきこと、一緒にお風呂に入っても大丈夫か、接触を避けた方がいい対象など、帯状疱疹患者への接し方についてご説明します。

果たして帯状疱疹とは、接触などによってうつる病気なのでしょうか。

帯状疱疹はうつるのか

結論からいうと、「帯状疱疹」が患者から他人に「帯状疱疹」としてうつることはありません。理由は、帯状疱疹は、一度水ぼうそうにかかった経験のある人の神経内に潜んだウイルスが再び活動を始めて発症するものだからです。したがって、帯状疱疹の患者さんと接触した人が帯状疱疹にかかることはありません。

しかし、帯状疱疹の原因となるウイルスと水疱瘡のウイルスは同じ種類であるため、帯状疱疹の患者が、水疱瘡にかかったことのない乳幼児に接触すると、「水疱瘡」としてうつる場合があります。大人に対しても同じように、相手が水疱瘡にかかったことがなく抗体を持っていなければ、水疱瘡としてうつる可能性があります。

日本の成人は、ほとんどが子供時代に水疱瘡を経験して抗体を持っていますが、中には水疱瘡の経験がない大人もいます。水疱瘡は大人になってからかかると重症化しやすく、ひどい場合は入院することもあるので注意が必要です。また、妊婦が水疱瘡にかかると、胎児に影響が現れることがあります。

帯状疱疹はお風呂でうつるのか

可能性としては低いですが、他人に感染させる可能性はゼロではありません。水疱瘡の経験のない人と一緒に同じ湯船に入るのは控え、特に水疱がまだ乾いていない時期は、患者はシャワーのみにとどめましょう。

小児や妊婦との接触は避ける

帯状疱疹はうつることはほとんどありませんが、患部に触れたり、患者と同じタオルなどから接触感染することがあります。免疫力がまだ低い赤ちゃんや妊婦とは、なるべく接触しないようにしましょう。

特に妊婦との接触は注意が必要です。日本の成人女性の95~98%は水疱瘡の抗体を持っているといわれていますが、抗体を持っていない人が全くいないわけではありません。また、相手が水疱瘡の予防接種を受けていたとしても、予防接種の効果は100%ではありません。

妊娠時に水疱瘡にかかると、肺炎を併発するなど重症化しやすいことがわかっているほか、ごくまれに母体を通して胎児に感染し、先天性水痘症候群を引き起こすこともあります。