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生理の期間は通常どのくらい?周期や出血量は?

更新日:2017.07.21
公開日:2016.03.28
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この記事の監修者
藤東クリニック 院長 藤東淳也

生理の期間や周期、出血量は、女性の一人ひとりで異なるため、正常と異常がわからないという人も多いでしょう。ここでは、出血量や周期など正常な生理がどういうものなのかについて、ドクター監修のもと解説します。

正常な生理の期間や周期、出血量について見てみましょう。

正常な生理の期間とは?

多くの女性は、平均で12歳で初潮をむかえ、生理周期や日数、出血量には個人差がありますが、一般的に正常な生理は、25~38日周期で、1回の生理の期間が3~7日間とされています。

経血の量は、1回の生理期間で20~140mLが正常な範囲とされています。多い日でも、2時間に1回のペースで昼用ナプキンを交換する程度なら、正常な範囲と言えるでしょう。

生理期間・量の異常について

生理周期や日数、出血量の異常について見てみましょう。

生理周期が長い

生理周期が長く、39日以上の場合を「希発(きはつ)月経」と言います。排卵がきちんとあるケースと、排卵がないケースがあり、排卵がないケースでは不妊症の原因となることもあるため注意しましょう。

生理周期が短い

生理周期が短く、24日以内にくることを「頻発月経」と言います。排卵があるケースと、排卵がないケースがあり、この場合も無排卵なら注意が必要です。また、頻繁に生理があることで貧血を起こす可能性もあります。

経血の量が多い

経血の量が異常に多く、レバー状の血の塊が出る、昼も夜用ナプキンを使用するなどの場合を「過多月経」と言います。1回の月経で経血量が150mLを超え、8日以上月経が続くのが特徴です。また、過多月経は貧血が起こりやすいことにも注意が必要です。

経血の量が少ない

経血の量が極端に少なく、ナプキンがほとんど必要ないようなケースを「過少月経」と言います。子宮発育不全や子宮の内膜の癒着など、子宮に異常があるものと、ホルモンの分泌異常による無排卵性月経や黄体機能不全が原因のものなどがあります。

ひどい痛みは月経困難症の可能性も

生理にともなうトラブルといえば、周期・期間・量の異常のほかに生理痛があります。生理痛を引き起こす主な原因は、子宮を収縮させるホルモン(プロスタグランジン)の過剰分泌、子宮の発達が未熟で子宮の入り口が狭い、冷えや血行不良による骨盤のうっ血、ストレスなどさまざまです。

生理痛の有無や期間には個人差があります。生理が始まる前日から、生理開始後1~2日程度で治まる場合や、鎮痛剤を飲めば日常生活が送れる場合は、ふつうの生理痛と言えるでしょう。

しかし、以下のような場合は、痛みをがまんせず婦人科を受診しましょう。

・痛みが強くて起き上がれない場合

・鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらない

・つらくて学校や会社に行けない

日常生活に支障が出るような場合は、「月経困難症」の可能性があります。

生理周期を記録しよう!

生理周期や日数の異常に気づくためには、生理周期を毎月記録するとよいでしょう。同時に基礎体温も記録すれば、排卵日や妊娠日、ホルモンの働きなどを知ることができます。

基礎体温とは、人間が生きるうえで最低限必要な体温のことです。基礎体温は、朝目覚めてすぐに測りましょう。体温計は、専用の基礎体温計または婦人体温計を使用しましょう。

基礎体温の測り方、基礎体温から疑われる異常については、『妊娠したい人の基礎知識(6)基礎体温の正しい測り方と注意点』をご覧ください。

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