更年期には微熱が続くって本当?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/28

更年期のよくある疑問

更年期になると微熱が続くって本当でしょうか? もし本当ならば、なぜ微熱が出るのでしょう。微熱とは何度くらいで、なにもせずに放っておいても大丈夫なのでしょうか。そんな疑問に対して、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

ヘルスケア大学参画ドクター

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更年期には、身体にも心にもさまざまな不調が起こりやすくなりますが、そのうちのひとつに微熱があります。では、なぜ微熱が続くのか以下で解説します。

更年期障害では微熱が続くこともある

一般的に、閉経を迎える約50歳の前後10年間が更年期で、この時期には卵巣機能が低下し、卵巣から分泌される女性ホルモンの分泌量も減少します。その影響で自律神経も乱れて、自律神経失調症に似た症状を起こしやすくなります。

自律神経は、循環器や消化器、呼吸器などを正常に働かせる調整役という役割があり、体温をコントロールするのも自律神経の大切な働きのひとつです。そのため、自律神経が乱れると体温調節が上手くいかず、微熱が続くことがあります。

微熱が続く原因は他にもいろいろありますが、40歳を過ぎて、微熱のほかにも月経不順や頭痛、肩こり、イライラや不安感といった症状が出ている場合は、更年期障害の可能性が高くなります。

微熱が続くってどういうこと?

一般的に平熱は35~37.5度未満、微熱は37.5~38度位、38度以上は発熱状態といわれますが、体温には個人差があり、一概に「微熱は何度」と言い切ることはできません。

そのため、まずは自分の平熱を把握することが大切です。そして、平熱よりも約1度高い状態が何日も続くようならば微熱が続いていると考えてよいでしょう。

また、普段から基礎体温を測り、グラフをつけておくのもおすすめです。正常な排卵がある10代後半~30代の女性の場合、月経周期が28日とすると、

  • 月経の初日から約14日間は体温が低い低温期
  • 排卵日を境に次の月経が始まるまでの約14日間は体温が高い高温期

ちなみに、低温期と高温期の温度差は0.3~0.5度あります。

この差は、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの分泌量の変化によってもたらされるものです。40歳を過ぎると徐々に女性ホルモンのバランスが崩れてきて、基礎体温のグラフも乱れがちになり、月経不順が起こるようになります。

40代半ばを過ぎ、基礎体温グラフの高温期と低温期の差があまりなくなってくると、出血はあったとしても無排卵月経の可能性があり、やがて閉経を迎えて高温期と低温期はなくなります。このように、基礎体温をつけていれば、更年期の身体の変化を目に見える形で知ることができるほか、微熱が続くという更年期の症状もすぐに気づくことができます。

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