更年期の年代の声がれについて

更新日:2016/12/12 公開日:2016/03/28

更年期のよくある疑問

更年期あたりの年齢になると、声がれや女性では声が少し低くなったり(男性では声が高くなることもある)、少しずつ声がかすれるようになる、など声に変化が現れることもあります。これは加齢などが影響して起こる変化です。ここでは、のどや声の老化などについて、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

ヘルスケア大学参画ドクター

この記事の監修ドクター


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更年期あたりの年齢にみられる声の変化について解説します。

のどや声の老化とは?

身体や肌と同じように、老化現象はのどや声にも現れます。声を出すときに関係する声帯は、のどにある左右一対の「声帯筋」という筋肉の表面をひだ状の粘膜が覆う構造となっています。声は肺から出た空気が声帯を通過するときに、声帯のひだが震えることによって出ます。

声帯は筋肉でできているため、加齢にともなって衰えが生じます。若いうちは声帯に張りがあるので健康的できれいな声が出ますが、筋肉が衰えると声帯が萎縮したり、唾液の分泌低下のため声帯の粘膜が乾燥したりすることにより、声に変化が起こるようになります。

声がかすれたり、出にくくなったり、声を長く出し続けることができなくなるなどの変化は、加齢に伴って起こることがあります。一般的に、男女を問わず、のどや声の老化は50歳前後から始まるといわれています。この時期は、個人差こそありますが、ちょうど更年期にあたります。

のど・声の老化を防ぐには?

しわがれた声の改善には、まずはネブライザー(医療用でなくとも市販のものでよい)で加湿をしたり発声練習をしたりすることが有効です。声帯の萎縮がひどく、発声時間が5秒以下となるほどの声がれの場合は、喉頭形成術などの手術やヒアルロン酸を注射する方法などもあります。

しかし、ある程度の声の変化は誰でも起こるものであり、あまり悩まずに受け入れていくという姿勢も重要です。

乾燥は大敵ですから、のどの粘膜を乾燥させないために加湿器やマスクを活用し、こまめに水分補給をして体内の水分不足を補ってください。

お酒やたばこものどや声帯に大きな負担をかけてしまいます。特に喫煙は声帯に慢性的な炎症を起こしたり、発がんの原因にもなり得るので、是非とも禁煙をおすすめします

また、声帯は筋肉ですから鍛えることも大切です。カラオケや詩吟、ボイストレーニングなどで意識的に声を出して、筋力の低下を防ぐ方法などもあります。おしゃべりも有効です。ただし、やり過ぎるとのどを痛めてしまい、逆効果になってしまいます。また、正しい発声を心がけることも大切です。

※なお、「声枯れ」という表記は医療用語では適切ではなく、正しくは「声嗄れ」が正しい表記になります。

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