膀胱炎は放っておいても大丈夫?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/26

膀胱炎のよくある疑問

膀胱炎は、放っておいても大丈夫なのでしょうか。自然に治ることはあるのか、自然治癒しない場合はそのまま放置して悪化するとどうなるのか…。そんな、よくある疑問について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

膀胱炎は、放っておけば自然に治ることはあるのでしょうか。もし放置して悪化したらどうなるのでしょう。そんな、よくある疑問にお答えします。

膀胱炎って自然治癒するの?

膀胱炎は、原因や急性・慢性の違いなどによっていくつか種類が分けられますが、多くは大腸菌が尿路感染して起こる急性膀胱炎です。

急性膀胱炎の場合は、水分をたくさんとって排尿で菌を洗い流すようにし、下腹部を温めて十分に休息をとり、身体に備わる治癒力を高めるよう心がければ、自然に症状が治まることもあります。

ただし、抗生物質で菌を完全に退治したわけではないため、しばらく経って疲労や睡眠不足などで免疫力が落ちると、残っていた菌が再び勢力を盛り返して膀胱炎が再発することも少なくありません。

膀胱炎を放置したらどうなる?

再発をくり返すと慢性膀胱炎になったり、症状が重くなっても放置しておくと「腎盂腎炎」を引き起こす可能性があります。

そのため、膀胱炎かな?と感じたら、症状が軽くても医療機関を受診し、きちんと治療することが大切です。医療機関では、まず尿検査を行い、原因となっている細菌が特定できれば抗生物質が処方されます。

抗生物質を服用すれば1~2日で症状は治まります。抗生物質はその種類によって3~7日分処方されますが、なかには症状がなくなったからもう大丈夫と勝手に判断し、途中で服用をやめてしまう人もいますが、これは厳禁。症状がなくなっても菌はまだ残っていることが多く、再発のリスクが高まります。ドクターから処方された抗生物質はすべて飲み切るようにしましょう。

腎盂腎炎ってなに?

細菌が、膀胱から尿管を経由して腎臓にまで及び、腎臓の髄質(内部)や尿が集まる腎盂(じんう)に感染して炎症を起こした状態です。主な症状は、発熱、悪寒、震え、腰背部やわき腹の痛み、吐気・嘔吐などです。

ときには、急に40℃を超える高熱が出ることもあります。重症になると、細菌が血液中に侵入し、敗血症を起こして命の危険さえあるのです。

膀胱炎の症状が重くなって高熱が出たら、すぐに医療機関を訪れて治療を行いましょう。場合によっては入院して抗生物質の点滴投与が必要になります。

このように、症状の軽い膀胱炎は放っておいても治まることもありますが、基本的にはできるだけ早めに医療機関を受診し、症状が重くならないうちにすっきりと完治させておくことが大切です。

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