膀胱炎にクランベリーが効くって本当?

更新日:2016/12/09

膀胱炎のよくある疑問

膀胱炎にはクランベリーが効くと言いますが、それは本当なのでしょうか。クランベリーにはどんな作用があって、膀胱炎のときにはどのように摂取すればいいのか、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

膀胱炎にはクランベリーがよいと聞きますが、どのような効果があるのでしょう。また、膀胱炎の予防にもなるのでしょうか。以下で見てみましょう。

クランベリーは膀胱炎に効果があるの?

アメリカでは、クランベリーには高い抗菌作用があることが広く知られ、古くから医薬品として用いられてきました。近年は、医学的な研究によって膀胱炎をはじめとする尿路感染症や歯周病への効果も明らかになり、特に、膀胱炎に関しては「特効薬」と言われるほどその効果は信頼されています。

膀胱炎の症状が軽い場合は、抗生物質よりも、水分とクランベリージュースをたっぷりとることをすすめるドクターもいるほどです。

このようなことから、アメリカの女性たちは普段からクランベリーのドライフルーツや果汁100%のクランベリージュース、クランベリーのサプリメントをとる習慣があるといいます。

クランベリーには利尿作用がある?

クランベリーには、美容や健康によい注目の成分・ポリフェノールがたっぷり含まれています。なかでも、クランベリー特有のA型プロアントシアニジンが豊富で、抗酸化作用や抗炎症作用のほか、細菌付着防止作用があることが実証されています。

膀胱炎の原因になる大腸菌などが尿路から膀胱に侵入したとしても、クランベリーの細菌付着防止作用によって膀胱に細菌が付着するのを防ぎ、尿と一緒に排泄しやすくしてくれるため、膀胱炎予防になるといわれているのです。

また、A型プロアントシアニジンは腎臓の働きを活発にして、利尿作用を高める効果もあります。膀胱炎の際には、水分を十分とって、排尿で細菌を洗い流すようにすることが大切です。また、水分と一緒にクランベリーを摂取すると利尿作用によって尿も出やすくなるといわれています。

ポリフェノールのほかに、もうひとつクランベリーの成分として注目されているのがキナ酸です。尿は弱酸性ですが、アルカリ性に傾くと雑菌が繁殖しやすくなります。キナ酸には尿を弱酸性に保つ働きがあり、雑菌の繁殖を防いでくれる働きがあるともいわれています。

実際にグランベリーが有効な方もいらっしゃいますが、効果が得られない方も多くいます。これまでには膀胱炎に対するクランベリーの治療効果や予防効果は認められないという否定的研究結果もあり、今後さらなる研究が期待される分野です。

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