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夜の正しいスキンケアと順番

更新日:2017/11/21 公開日:2016/04/24

この記事の監修ドクター

四谷三丁目皮膚科 院長
山田美奈先生

就寝前のスキンケアをただなんとなく行っているという方も多いのではないでしょうか。そこで、今さら聞けない夜のスキンケア方法をおさらいしていきましょう。

朝と夜のスキンケアを変える理由

朝のスキンケアは、紫外線や乾燥、ホコリといった日中に受ける外的刺激から肌を守ることを意識したケアがメインです。また、朝のスキンケアは、日中の肌の乾燥やメイク崩れを防止する肌の土台を作ることも目的になります。

一方、夜のスキンケアでは、日中に受けたダメージから肌をいたわり、回復を促すケアが中心となります。そのため、夜のスキンケアでは、肌の負担となる汚れをしっかり落として、栄養やうるおいをたっぷり与えることが大切です。

なお、肌を回復させるゴールデンタイムを活かすためには睡眠も重要なポイントです。良質な睡眠をとれるように、睡眠前にはバスタイムや照明、アロマの香りなどを活用して昼間の高ぶった神経を休め、深い睡眠をとれるように調節しましょう。

夜のスキンケアの正しい順番

スキンケアは、まず正しい順番で行うことが大切です。順番を間違うと、せっかくの保湿アイテムの成分が十分に肌に届かなかったりするため、まずは順番をチェックしましょう。

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液・クリーム

ただし、美容液の中には化粧水の浸透を助けるブースターのように、化粧水の前に使用するものもあります。また、このほかにスペシャルケアとして行うスキンケアもあります。ここでいうスペシャルケアとはどのようなものか、次で解説します。

スペシャルケアとは

スキンケアで「スペシャルケア」と聞くと、定期的に行う美容パックやアイクリームなどによるケア、美顔器などを使ったケアを普段のスキンケアに加えること、と考える方が多いのではないでしょうか。ここで言うスペシャルケアには、これらの保湿をメインとしたケアも含まれます。しかし、それだけではなく、ピーリングなどの「肌への負担があるために毎日は行わないケア」のことも含んでいます。ゆっくりと時間をとりやすい夜には、このようなスペシャルケアも定期的にとり入れて肌の調子を整えることをおすすめします。

具体的にどのようなケアをスペシャルケアとして行うかは、そのときの肌に必要と思われるものによって変わります。たとえば、毛穴につまった角栓を改善したい場合やごわついた肌をやわらかくしたい場合には、スペシャルケアとしてピーリングを行うことが考えられます。また、保湿とあわせて美白効果やアンチエイジング効果が期待できる成分を肌へじっくり浸透させたい場合には、目的の成分が配合されたシートパックがよいでしょう。

使用するアイテムや目的によって、スキンケアの中のどの部分で行うか、どのくらいの頻度で行うかが変わってきます。中には、頻繁に行うと肌への負担となるケアもあるため、製品に使用頻度が記載されている場合は、その頻度を守って使用することをおすすめします。

夜のおすすめスキンケアの方法

ここまで夜のスキンケアで行うことと、スキンケアの順番をご説明しました。では、それぞれのケアはどのような役割を持っているか、どのように行えばよいかを簡単にご説明します。

クレンジング

マッサージするようにメイクと馴染ませ、洗い流します。落ちにくいアイメイクはポイント用のクレンジングを使いましょう。

洗顔

クレンジングの後は、洗顔料を使ってW洗顔を。メイクの汚れを落とした後ですので、刺激の強い洗顔料は避け、よく泡立ててから洗いましょう。比較的低刺激なアミノ酸系やグルコシド系の弱酸性の洗顔料の使用が望ましいです。

化粧水

汚れを落とした清潔な肌にうるおいを与えます。乾燥が気になるときはコットンを使った化粧水パックなどで、たっぷり水分を補給しましょう。

美容液

保湿成分はもちろん、シワやシミ、美白など肌悩みに合った美容成分が配合されているものを使用しましょう。

乳液・クリーム

与えた水分をしっかり閉じ込めるために、乳液やクリームを塗ります。乳液は油分と水分の両方を「与える」ことが目的なのに対して、クリームは外からの刺激から肌を「保護する」ことが目的です。そのため、乳液の後にクリームでふたをするのが望ましいです。

また、寝ている間に日中のダメージを回復し、肌の生まれ変わりをサポートする夜専用のナイトクリームでケアするのもおすすめです。

洗顔やメイク落としのタイミング

帰宅してから寝るまでの間でクレンジングや洗顔を行うのにおすすめのタイミングは、入浴時です。入浴時には身体が温まり、毛穴が開きやすくなります。すると、毛穴につまった古い皮脂や汚れなども取れやすくなり、クレンジングや洗顔の効果を引き出すことができるでしょう。

理想的な入浴のタイミングは帰宅してすぐですが、難しいことのほうが多いでしょう。夜、入浴やシャワーをしない場合は、メイクの落とし忘れを防ぐためにも、帰宅してすぐにメイク落としや洗顔を行いましょう。

入浴中は、身体や髪を洗った後お風呂から上がる前にクレンジングや洗顔を行うのがよいといわれています。先にクレンジングや洗顔を行うと、汗が毛穴に入ってしまったり、肌が乾燥し始めたりするおそれがあるためです。しかし、クレンジング剤には乾いた肌に使用するものも多いため、実際にはクレンジングを先に行ってから、髪、身体、洗顔の順に行うとよいでしょう。髪を洗う前に洗顔を行ってしまうと、シャンプーが肌表面に残り、ニキビなどの肌トラブルの原因となる場合があります。そのため、洗顔は最後に行うことをおすすめします。

そのあとの保湿ケアは、お風呂から上がったらすぐに行いましょう。

夜のスキンケアの注意点

ここまで紹介してきた夜のスキンケアを行うときに、つい行ってしまいがちな3つのNG行動をご紹介します。

夜のパックは使い方を守って

美容液がたっぷりと含まれたシートパックですが、それぞれ使用時間が記載されています。その時間を過ぎてもつけ続けていると、肌の水分が奪われ、せっかくのシートパックが逆効果になります。シートパックは使用時間を守るようにしましょう。また、美容液が残っているからと再利用するのもやめましょう。

手にチカラを入れすぎず、とにかくやさしく行う

洗顔やクレンジングのときに、より汚れが落ちるようにとつい手に力が入ってしまうことはありませんか。また、化粧水やクリームがしっかり肌に浸透するようにと、肌が赤みを帯びるほどパッティングしたり、クリームをすり込んでしまったりしませんか。

このようなことは、肌をいたわろうとする心から行っている行動でも、実際には肌に必要以上の刺激を与え、肌のダメージになっています。できるだけこすらず、やさしくスキンケアを行うようにしましょう。

肌を触りすぎないことも大切

肌に触れる回数は、できるだけ最小限にとどめましょう。肌に触れるということは、それだけ肌に負担をかけていることになります。もちろん、肌に触れるのをおそれてスキンケアを行わないのは肌によくありません。しかし、肌は自らを修復し、自分で美しくなろうとする機能を持っています。夜のスキンケアというのは、そのときに行うケアだけでなく、その後の睡眠のこともひっくるめて考えてあげるといいのかもしれません。

まとめ

夜寝る前のスキンケアでは、以下のポイントが大切になります。

  • 帰宅してから寝るまでの間に必ずスキンケアを行うこと
  • 正しい順番でスキンケアを行うこと
  • 手に力を入れず正しい方法でスキンケアを行うこと

夜のスキンケアは、クレンジングや洗顔、保湿といった基本的なケアに加えてパックやピーリングといったスペシャルケアもとり入れやすいでしょう。肌の状態に合わせたスペシャルケアもとり入れ、より美しい肌を目指しましょう。

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