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妊娠中の肌荒れの原因とその対策について

更新日:2017/02/23 公開日:2016/04/27

妊娠中は肌荒れしやすいので対策が必要です。そこで妊娠中に肌荒れをしてしまう原因と対策を詳しく紹介します。

妊娠中に肌荒れする原因

妊娠中にあらわれる体の変化のひとつに、肌荒れがあります。ニキビや吹き出物ができる、体全体がかゆくなる、スキンケア用品が合わなくなるなど、症状は人それぞれです。これらは、次のような原因が考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠から約1~3か月という妊娠初期にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が増え、子宮や腸の動きが悪くなり、むくみがちになります。これは着床から間もない胚を守り、流産を防ぐためとも言えますが、生理前の状態が続くようなものですから、ニキビや吹き出物、シミが増えやすくなります。便秘が続くと皮膚の水分量が減り乾燥肌に傾くこともわかっています。

また、赤ちゃんという異物を排除しないよう、母体の免疫状態が大きく変化します。そのため、妊娠初期はアトピー性皮膚炎が悪化する患者が多いという統計があります。赤ちゃんへの影響を心配し過ぎるあまり、必要な外用治療を自己判断で中止してしまうため悪化する例も多いようです。

妊娠中期以降は、徐々にエストロゲン優位になるので、ニキビが落ち着いてくることが多いようです。エストロゲン量が増えると、毛細血管拡張により血管腫や手掌紅斑(しゅしょうこうはん)が生じてきます。

また、妊娠にともなう生理的変化として、メラニンが増えてシミや肝斑ができやすくなったり、体毛が濃くなったりします。

水分や栄養素の不足

つわりで特定の食べ物しか口にできなくなると、十分な栄養や水分が摂取できません。甘いものや脂っぽいものしか食べられなくなる人も多いでしょう。そのため、美肌に欠かせないミネラルやビタミンが不足しがちなのです。

また、プロゲステロンの作用で便秘になりやすいのも、肌荒れの原因となります。

かゆみや湿疹をきたす

妊娠中は汗をかきやすい状態が続き、また乾燥肌に傾きやすいため、いつも以上にかゆみや湿疹が現われやすくなっています。そのため、適切なスキンケアを怠ったり、保湿を十分に行なわないと肌荒れの原因となります。

その他

慣れない妊娠生活でストレスを抱える女性も多くいます。また、お腹の中の赤ちゃんが育ってくると、膀胱が圧迫されて頻尿になりやすくなります。そのため、眠りが浅くなり睡眠不足に陥るケースも少なくありません。ストレスや睡眠不足は、肌荒れの大きな原因となるのです。

妊娠中の肌荒れの改善に必要なケア

体の内側と外側の両方からケアしましょう。

内側からのケア

最近の研究で、妊娠中にお母さんが過剰なダイエットをすると、生まれた子が糖尿病にかかるリスクが高まることが分かってきました。良質な脂質、ビタミンやミネラル、タンパク質が不足しないように栄養バランスのとれた食事を心がけてください。つわりなどで食べられない場合には、主治医に相談してサプリメントをとり入れるとよいでしょう。つわりのときでも、水分だけはこまめに摂取して水分不足を防ぐようにしましょう。

外側からのケア

肌のバリア機能を高めるために、保湿に重点をおいたスキンケアを行いましょう。

妊娠中は肌が敏感になっているため、肌にあわない場合は使用をすぐに中止してください。敏感肌用の化粧品を選ぶとよいでしょう。

妊娠性肝斑予防のため、天候に関係なく日焼け止めはしっかり塗ってください。日傘や服装にも気をつけて紫外線対策を怠らないようにしましょう。

また、乳首やワキの黒ずみといったデリケート部分については、ビタミンC誘導体など美白成分が入った乳液や黒ずみ専用のクリーム、ピーリング剤を使いケアする方法もあります。

妊娠中の肌荒れは気にしすぎないことも大切

妊娠中は肌荒れに悩まされやすい時期ですが、出産に必要なホルモンが分泌されるために起こります。出産してホルモンバランスが安定すると改善されますが、妊娠中の皮膚病変に詳しい皮膚科医に相談すると安心です。妊娠中でも安全に使用できる薬剤はたくさんあります。

妊娠中に起こる肌荒れの多くは、妊娠による一過性のものであり、出産後、だいたい一年以内でおさまるとされています。ホルモンバランスが正常に戻ることで、肌荒れやシミ、黒ずみななどの症状は緩和されてきますので、必要以上の心配はしなくてよいでしょう。

肌荒れに悩まされ過ぎず、赤ちゃんを迎える大切な時期と考えて前向きにとらえることが大切です。肌荒れをストレスに感じないように妊娠生活を楽しみましょう。

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