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洗い方は?取り出す頻度は?月経カップの正しい使い方

更新日:2016.12.09
公開日:2016.04.20
ドクター画像
この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

膣内に入れて使用する「月経カップ」の使い方について、ドクター監修の記事でお伝えします。月経カップの正しい装着方法や取り出し方を知っておきましょう。膣内に入れるため、きちんと手入れをして清潔に保つ必要もあります。

膣内に入れる月経カップの正しい使い方をご紹介します。

月経カップの装着方法

月経カップはやわらかいシリコンでできていますが、大きいためそのままでは膣内に挿入することができません。折りたたんで鋭角になる部分をつくってから挿入します。

また、挿入前には石けんを使ってカップと手をしっかり洗いましょう。

まず、つまみが付いている部分を下にしてカップの両側を持ち、内側に向かってつぶすように半分に折ります。U字型になるように、カップのふちだけをたたむと先が細くなって挿入しやすくなるでしょう。折り方は何種類かあるので、自分にあったやり方を見つけることをおすすめします。カップを折った後は、そのままカップの上部を指でしっかりと押さえてください。きちんと持たないと、挿入する前にカップが開いてしまいます。

次に、膣や足の力を抜いて挿入しやすい姿勢をとります。たたんだ部分を手前にして膣に挿入していき、とがった部分が背中側にくるようにします。完全に挿入する前にカップが開きますが、問題ありません。そのままスムーズに入るところまで入れていきます。太い部分がつかえたら指で押し込みましょう。つまみ部分が膣口と水平になり、はみ出なくなったら挿入完了です。膣の筋肉がカップを正しい位置におさめてくれるはずです。

タンポンは子宮口近くまで入れますが、月経カップはその手前あたりまでしか入れません。あまり深く挿入しすぎると漏れやすくなるだけでなく、取り出しが難しくなるので気をつけましょう。

正しく挿入できていれば、挿入後につまみ部分を持って一回転させたときにカップが口を開け、尾てい骨に対して水平になります。カップがうまく回らない場合や開かない場合には、正しく挿入できていません。違和感や痛みがあるとき、いきむと簡単にカップが出てきてしまうときも挿入し直しましょう。正しく挿入できていると、なんとなくカップの存在がわかる程度の感覚です。

月経カップを取り出す頻度と取り出し方

月経カップの容量は一般的に30mlです。個人差はありますが、経血量は1日平均約120ml~140mlですので、日中に2~3回取り換えることになります。カップは膣内に入っているため、排尿や排便時にカップを取り出す必要はありません。

カップを取り出すにはコツがあるので、初めてのときは汚れても問題ないお風呂場や自宅のトイレで試すとよいでしょう。取り出すときは排便をするイメージで、腹圧をかけながらカップを押し出していきます。つまみに指が触れるまで押し出したら、指でつまみを引いて下げてください。つまみが外に出てきたら、カップの底をつかんで本体をへこませて細くします。へこませて空気を入れて取り出すのがコツです。

取り出したカップには経血がたまっているので、便器に流してください。その後カップをきれいにして、再び装着します。

月経カップの洗浄・お手入れ方法

カップを取り出して経血を捨てたら、石けんで洗います。専用の洗剤か低刺激の無添加せっけんとお湯を使って、丁寧に洗浄しましょう。外出時で洗浄できない場合には、ウェットティッシュできれいに拭くだけでも構いません。時々、アルコール消毒か煮沸をして清潔を保ってください。

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