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熱性けいれんとてんかんの関係

更新日:2018/06/01 公開日:2016/04/12

熱性けいれんの基礎知識

熱性けいれんとてんかんに共通する症状としてけいれんがありますが、このふたつは関連性があるのでしょうか。ドクター監修の記事で熱性けいれんとてんかんの関係について解説していきます。

熱性けいれんとてんかんは、『けいれん』という症状が共通しますが関連性はあるのでしょうか。

熱性けいれんを起こしても90%はてんかんを発症しない

熱性けいれんを起こしたことがある子供が、その後にてんかんを発症する確率は2.0~7.5%程度といわれていて、一般人口におけるてんかん発症率の0.5~1.0%と比較すると高い比率となっています。しかし、熱性けいれんのあった子供の90%以上はてんかんを発症しないため、必要以上に心配しなくて良いでしょう。

また、熱性けいれんを起こしたことにより、てんかんを発症するのではなく、てんかんを起こす素因を持っていた子供は、熱性けいれんを起こしやすいと考えられています。

てんかん発症と関連のある項目

熱性けいれんを起こしたことがある子供の中で、てんかんの発症と関連のある要因として、以下の項目があげられています。

  1. 熱性けいれんを起こす前から発達など神経・発達関連の異常が認められている
  2. 両親や兄弟姉妹に、てんかんの人がいる
  3. 複雑型熱性けいれんを認めたことがある
  4. 発熱がみられてから熱性けいれんが起こるまでの時間が短い(おおむね1時間以内)

上記の1~3の項目のどれも認めない場合は、てんかんの発症率は1.0%と一般人口のてんかんの発症率と変わりなく同等の頻度となっています。

上記1~3の項目のうち1つの項目を認める子供のてんかん発症率は2.0%、2~3項目を認める場合は10%と高くなっています。また、4の項目の発熱から短時間での熱性けいれんがあった子供のてんかん発症の危険度は2倍と高くなっています。

熱性けいれんは、けいれんを起こすことでてんかんになりやすくなるということはありません。熱性けいれんからてんかんに移行するわけではないため、熱性けいれんを予防することでてんかんの発症を予防できるというわけでもありません。

このため、てんかんの治療に関しては、熱がない時に発作があるなど、てんかんの診断がはっきりしてからの治療開始で問題ないでしょう。

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