おむつ替えの頻度、コツ、拭き方

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/25

赤ちゃんのおむつ

赤ちゃんのおむつ替えは、慣れるまでは大変かもしれません。交換するタイミングから頻度、性器やお尻の拭き方、順番などなど、押さえておきたいいくつかのポイントをドクター監修の記事で詳しく解説していきます。

おむつ替えのタイミングや頻度について解説します。

おむつ替えをするタイミングとは?

おしっこサインをチェックして、色が変わっていたらすぐに替えるのが基本です。赤ちゃんのおしっこやうんちを放置しておくのはよくありません。赤ちゃんの肌は皮膚が薄く、非常に敏感です。かぶれなどがおこってしまいます。しかも、赤ちゃんは自分でかぶれなどを主張するのが得意ではありません。気をつけてあげましょう。おむつ替えのタイミングですが、基本的には授乳の前後やねんねから起きたときにチェックしてあげるとよいでしょう。

また、新生児期や月齢の低い時期は、排尿回数がとても多くなっていることがあります。もう少し頻繁にチェックしてもよいかもしれません。排尿前後に泣かないことも多いので、おしっこが出たことに気づかないことも多くなります。

とはいえ、飲んではねんねという状態を繰り返しているような時期は、あまり神経質にならなくてもいいでしょう。泣いたらおむつをチェックし、ぬれていたら交換するということで十分だったりもします。

おしっこをしていなくてもオムツを変えたほうがいいって本当?

おしっこを1回(少量)でもしていたら、気づいた時点でおむつを交換してあげましょう。最近のおむつは性能が高く、吸収力や通気性にも富んでいますが、おむつは赤ちゃんにとって肌着です。汚れていたら取り替えるのが基本です。

また、たとえおしっこをしていなくても、おむつをあてて2~3時間たったら、新しいおむつに交換しましょう。赤ちゃんは新陳代謝が活発でよく汗をかくので、おしっこをしていなくても、おむつは汗を吸っています。長時間同じおむつをあてたままにしていると、あせもをつくる原因になることがあります。

こんなときはこまめにおむつ替えを

次のような時は、排泄物の刺激を受けて肌が赤くなりやすいので、サインの有無にかかわらず、いつもよりひんぱんに肌状態を確認してあげてください。

  • 肌が赤い
  • 風邪や熱など体調が悪い
  • 下痢や軟便が続く
  • 座る姿勢が続いた後

自分で異常を主張するのが得意ではない赤ちゃんは、親の側でこまめに気をつけてあげたほうがよいでしょう。

おむつ替えの3ステップ

おむつの交換方法は全部で3つの方法を行います。

<準備>新しいおむつとおしり拭きを用意する

おむつ交換のポイントは、すばやくスムーズに替えることです。しかし、雑になったり、不衛生なままではいけません。まずは交換するおむつとお尻をふくためのウエットシートや濡れたガーゼを用意します。

(1)赤ちゃんからおむつを外して、お尻をきれいに拭きとる

(2)性器と周辺を拭く

女の子は外陰部と周辺、お腹側からお尻側まで。男の子は足の付け根からおちんちんの先、睾丸の裏側までやさしく拭いてあげましょう。うんちの場合は、うんちを拭き取り、おしりふきできれいにします。

(3)おむつを取り替えます。ウエストをテープでとめる際、おなか回りは指を1本入るぐらいの余裕をもって、締めつけないようにしましょう。

おしりの拭き方

おしりを拭くときに皆さんが気にされることがいくつかあります。

おしりを拭く時の力の入れ具合。

たとえば、新生児~3か月までは、肌をこすらないようにポンポンとやさしく叩いて拭きとってください。いっぺんに大きな面をふくのではなく、指先に軽く力を入れて少しずつふくと、こびりついたうんちもきれいにとれます。また、うんちは摘むようにとると、おしりがかぶれにくいです。

おしっこの時はおしりを拭くかどうか

おしっこの中にも肌を刺激する成分が含まれていますので、そのままにしておいたり、拭き残しがあると肌が赤くなり、炎症を起こすこともあります。おしっこのときでも性器やおしりをポンポンとやさしく拭いてあげましょう。

拭く順番

拭く順番は汚れが広がらないように、汚れが少ない部分から汚れのひどい部分へと少しずつ拭いていきます。

特に女の子の場合は、尿道や膣に菌が入らないように、前から後ろに向かって拭くようにしましょう。割れ目の部分も広げて拭いてあげます。傷がつかないようにやさしく叩くようにして、汚れを残さないようにしましょう。

おむつかぶれに注意

おむつかぶれは、ほとんどの赤ちゃんが何度か経験する肌トラブルです。医学的に「おむつ皮膚炎」とも呼ばれます。おむつによる蒸れや、おむつの中の尿や便が刺激となって赤ちゃんのおしり、肛門、性器、太ももあたりに炎症が起こります。

おむつかぶれの原因が一つというのはまれで、多くの場合、複数の原因が重なっておむつかぶれを起こしています。主な原因をご紹介します。

尿や便

尿は排泄してから時間がたつと分解がすすみ、尿素がアンモニアになると肌に刺激を与えます。便は腸内細菌などを含み、尿以上に強い刺激性があります。尿と便が混ざり合った状態では、アルカリ性で雑菌や微生物が増殖しやすい環境になり、一層肌への刺激は強くなります。下痢の場合は特に刺激が強くなります。

おむつによる蒸れ

尿や便をしていなくても、赤ちゃんの汗で、おむつの中は高温多湿の蒸れた状態になります。薄くデリケートな肌はふやけ、傷つきやすい状態になります。

おむつ擦れ

おむつのギャザーの入ったウエスト部分や足の付け根周りは、おむつの擦れによって肌に傷がつきやすい状態になります。テープタイプの紙おむつをきつくしすぎたり、紙おむつのサイズが合っていない場合にも、擦れによっておむつかぶれが生じやすくなります。

カンジダ菌(カビの一種)

高温多湿のおむつ内部は、カビが繁殖しやすい環境で、「カンジダ」というカビが繁殖することで炎症を起こすおむつかぶれもあります。他の原因によるおむつかぶれとは区別して「乳児寄生菌性紅斑(にゅうじきせいきんせいこうはん)」とも呼ばれます。

おむつかぶれを予防するには、まめにおむつを取り替えることが一番です。また、おむつ替えの際におしりふきでごしごしこすりすぎず、やさしく扱うことも大切です。とにかく、清潔に保つよう心がけましょう。