早産と切迫早産の状態や原因と予防法

更新日:2016/12/16 公開日:2016/04/25

妊娠中の不安・トラブル

妊娠中に誰もが気になるのが切迫早産ではないでしょうか。無事に出産を迎えられるように、切迫早産についての知識を身に付けておくことをおすすめします。ここでは、切迫早産の状態や原因、予防法について解説していきます。

早産と切迫早産は違いますが、それぞれどのようなものを指すのか見ていきましょう。

早産の定義とは

妊娠37週0日~妊娠41週6日の間に出産することを正期産と呼び、この期間に入るまでに出産することを早産と呼びます。また、これは世界基準で見た早産の定義で、日本では妊娠22週0日~妊娠36週6日までに出産することを早産と定めています。

切迫早産とはどのようなものなのか

それでは、早産と切迫早産の違いについて見ていきましょう。早産しかかっている状態のことを切迫早産と呼びます。次のような状況だと早産しかかっていると判断されます。

  • 子宮収縮が何度も起こることで子宮口が開き、胎児が出そうになっている。
  • 羊水の流出を防ぐ膜が破れて、羊水が体外へと流出してしまっている。

つまり、今にも早産を起こしそうな状況下にある場合に切迫早産と診断されます。

早産の原因

早産の原因は、細菌感染や体質によるものだと言われています。その中でも主に絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)が原因だとされています。この疾患は腟内で病原性細菌が繁殖して卵膜に感染することが原因で起こります。さらに、次のような場合では、胎児が子宮内で生存することが困難になる場合があり、その際には帝王切開分娩によって人工的に早産させます。

  • 妊娠高血圧症候群
  • 前置胎盤
  • 常位胎盤早期剥離
  • 胎児機能不全

切迫早産の原因

切迫早産の原因は母体側と胎児側に分けられますが、中でも母体側が原因であることが多いです。それぞれ次のような原因があげられます。

胎児側の原因

  • 多胎

双子や三つ子を妊娠している場合、胎児の成長に伴い子宮収縮が起こりやすくなると言われています。

  • 羊水過多および過少

羊水が多いと子宮筋が引き延ばされるため、子宮収縮が起こりやすくなると言われています。逆に羊水が少ないと、胎児の健康状態が悪くなっている場合があります。

  • 胎児機能不全

特定の原因により低酸素状態に陥り、胎児の臓器の機能が低下し、健康状態が悪化します。

  • 胎児奇形

胎児に異常があることで、結果的に子宮収縮が起こりやすくなるなどトラブルに見舞われやすくなります。

母体側の原因

  • 感染症

早産の原因である絨毛羊膜炎を起こすと、破水や子宮収縮が起こりやすくなります。

  • 子宮頸管無力症

子宮収縮が起こっていないのに、子宮口が開大してしまい、妊娠が維持できなくなる状態です。

  • 妊娠高血圧症候群

何らかの原因により妊娠中に高血圧が起こり、高血圧や蛋白尿が続く場合は子宮内の環境が悪くなり母児の健康状態が急速に悪化するため、妊娠の中断をする場合があります。

早産と切迫早産を予防するには

早産と切迫早産を予防のためには、定期的に妊婦健診を受けて、その場で医師に指示されたことを守って適切な妊娠生活を送ることが大切です。そのためには、普段の生活の中で身体に過度な負担をかけない様に心がけることと、何かトラブルが起きていないか注意を払っておくことが重要になります。

今すぐ読みたい