切迫流産の状態と原因や予防法

更新日:2017/11/08 公開日:2016/04/25

妊娠中の不安・トラブル

妊娠中に多くの方が心配されるのが流産です。その中で「切迫流産」という言葉もよく耳にするものではないでしょうか。切迫流産とはどのようなものなのか、その原因や予防法についてドクター監修の記事で解説していきます。

板東浩先生

この記事の監修ドクター

医師
板東浩先生

妊娠中に心配になることが多い切迫流産に焦点を当てて、そもそもどういった状態を指すのか、予防するためにはどうすればよいのか、などを解説します。

切迫流産とは

流産を起こしかけている状態のことを、切迫流産と呼びます。症状は、少量の出血や下腹部痛、腰痛が起きます。子宮頸管が開いていないものの、流産の恐れが出ている状態です。妊娠が継続可能であるケースもあります[1]。

切迫流産の原因とは

切迫流産の原因としては、ちょっとした転倒、子宮内の損傷、過労といった母体への負担などがあげられます。子宮への手術や病気などが影響する可能性もあります。

切迫流産の症状

妊娠22週未満で次の様な症状が現れた場合に、切迫流産と診断されます。

  • 少量の性器出血(妊娠初期の出血)
  • 軽度の下腹部痛

しかし、切迫流産と診断されたとしても、必ずしも流産に至るとは限りません。

切迫流産を予防するためには

切迫流産に対する治療法や予防法は確立されていません。切迫流産によって出血がみられた場合は、安静にして過ごすことが重要となります。ホルモン製剤のほか、子宮収縮抑制薬を処方されることがありますが、流産を回避する効力は確認されていません[1]。

性器出血がみられた場合

仕事をしている場合は休養をとったり、家事など日常的な動作も、自分の身の回りのことを済ませる程度にとどめたりするとよいでしょう。性行為も控えます。少しでも出血がみられたのであれば、安易に自己判断をせずに現在かかっている病院に問い合わせてください[2]。

参考文献

  1. [1]池ノ上克ほか編, NEWエッセンシャル産科学・婦人科学 第3版. 医歯薬出版 2015; 400-401
  2. [2]MedlinePlus. "Miscarriage – threatened" NIH. https://medlineplus.gov/ency/article/000907.htm (参照2017-11-5)

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