妊婦健診で行われる検査の種類と目的

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/27

妊娠中の検査・健診

妊婦健診ではどんな検査が行われ、その検査で何が分かるのでしょうか。毎回必ず行わなければいけない検査と必要な場合のみ行われる検査に分けて医師監修のもと詳しく解説しています。一通り把握しておくと安心して妊婦健診へ行くことができます。

妊婦健診ではどんな検査がおこなわれるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

妊婦健診で毎回行う検査

尿検査

尿タンパク、尿糖をチェックすることで、妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病など妊娠中や出産時のリスクとなるさまざまなトラブルがないか調べます。初診時は、妊娠を判定するためにも行われます。

体重測定

妊娠中は赤ちゃんが大きくなり、羊水も増えると同時に、母親の血液や脂肪も増えます。1ヶ月に1kgずつ体重が増えるのが目安です。食事があまり摂れず体重が減っていたら栄養摂取不足に注意し、逆に増えすぎていたら妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にならないよう十分なコントロールが必要です。

血圧測定

正常な血圧の目安となる標準血圧は最高血圧100~130/最低血圧60~80mmHg。最高血圧が140以上もしくは最低血圧が90以上の場合は、妊娠高血圧症候群など妊娠に伴う血圧の異常が疑われます。

腹囲・子宮底長測定

赤ちゃんが順調に育っているかを調べる検査。子宮底長とは、恥骨の上から子宮の一番上までの長さのことで、個人差はありますが36週までは毎週1cmくらい伸びます。腹囲と子宮底長の数値から子宮と赤ちゃんの大きさを推定します。

浮腫検査

足のすねや甲を押して、皮膚が元に戻るまでを見ることで、むくみ(浮腫)がないかチェックする検査。足のすねから足首で検査することが多いのは、脂肪が少なくむくみを評価しやすいからです。

おなかの触診

おなかの張りや子宮の硬さをチェックすることで、子宮や赤ちゃんに異常がないかを調べます。赤ちゃんの姿勢や位置・大きさなどもある程度推測できます。

内診

医師が腟内の状態を調べる検査。20週までと36週以降は必ず行いますが、それ以外でもおなかが張るといった症状に合わせて調べることがあります。指や器具を使い、子宮口の硬さや腟内の状態を調べることで、流産や早産の危険性、出産に向けての子宮口の開き具合などを診ます。

必要に応じて行う検査

超音波検査

子宮内の状態や赤ちゃんの発育を調べます。妊娠初期はほぼ毎回、中期と後期では最低1回ずつは行います。母親に赤ちゃんの様子を説明しやすく、赤ちゃんの姿勢や位置・大きさも調べやすいので、毎回行う病院も多いです。胎盤の位置や羊水の量が分かり、まれに赤ちゃんの病気が分かる場合もあります。

赤ちゃんの発育を評価することのほかに、子宮頸管の長さを測ることで、流産・早産を防ぐために役立てることができます。超音波検査には、超音波が出るプローブを腟に入れて調べる方法と、お腹に当てて調べる方法があり、妊娠の進み具合と目的によって適した方法が選択されます。

血液検査

妊娠・分娩の管理をするうえで必要な情報を得るため、血液型や貧血の検査、赤ちゃんに悪い影響を与える感染症の検査などを行います。初期に1回、あとは必要に応じて行われます。

ノンストレステスト

赤ちゃんに出産を乗り切る体力があるか、そして母体の子宮収縮の状態をチェックする検査。主に妊娠10ヶ月に入ってから行うことが多く、お腹にセンサーをつけて30~40分間安静にして行います。

3D・4Dエコー

超音波検査の情報をコンピュータ処理することで、立体的に動画で赤ちゃんの状態を見ることができる検査。出産前に赤ちゃんの顔や手を動かしたりする様子がリアルに見られるので、母子のきずなを深めることができ、最近人気になっている検査です。

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