妊娠8ヶ月のママと赤ちゃんの様子

更新日:2016/05/18

妊娠中の月齢ごとの変化

妊娠8ヶ月目を過ぎれば、早産になったとしても多くの赤ちゃんは生きていくことができます。とりあえず一安心ですが、出産に向けての準備を進める大切な時期でもあります。今何をするべきなのか、1つ1つ確認していきましょう。

岸本玲子

この記事の監修専門家

岸本助産院 院長
岸本玲子

妊娠8ヶ月目の身体にはどのような変化があるのでしょうか。気をつけたいポイントなども含めてドクター監修の記事で解説します。

妊娠8ヶ月(28~31週)の赤ちゃんの状態

内臓や神経系の機能がほとんど完成し、体重も1kgを超えてくるので、仮に早産してしまってもNICU(新生児集中治療管理室)でしっかりと管理すれば、生存率は95%を超えます。

肺呼吸の準備のために横隔膜を動かして「しゃっくり」をするようになるので、今までと違う「ピクンピクン」という胎動を感じるようになります。この胎動は赤ちゃんが呼吸の練習をしているために起こるので、元気に成長している証拠です。

身体がどんどん大きくなり、子宮の中のスペースが狭くなるので、多くの赤ちゃんは比較的広い胎盤の方に頭を入れるようになります。このタイミングで、自然とほとんどの赤ちゃんの逆子が治ります。

妊娠31週目の赤ちゃん

身長は40~45cm、体重は1700~1900gくらい。

妊娠8ヶ月(28~31週)に起こる変化

赤ちゃんが急激に大きくなることで子宮のスペースが狭くなるので、必然的におなかが張りやすくなります。おなかが張ったら無理せず、横になってゆったりと休むようにしましょう。

子宮が大きくなり、膀胱や腸だけでなく太ももの付け根にある太い静脈を圧迫するようになることで、足がむくみやすくなります。特に冷え性の女性は、妊娠による静脈の圧迫と合わさってひどいむくみが起こることもあるので、足元の防寒はしっかりとする必要があります。

また、ホルモンバランスの変化により、おりものの量が増えます。それだけなら問題ありませんが、かゆみや色、強いニオイが気になる場合は、感染症の疑いがあるので早めの受診をおすすめします。

生活で注意すべきこと

おなかの張りと手足のむくみの原因となる「冷え」には十分注意が必要です。特に寒い時期に外出するときは、腹巻・靴下・手袋の防寒具3点セットはできる限り身につけておきましょう。

また、骨盤が出産に備えて、だんだん開いてくることで腰痛が悪化することも多いです。出産に悪影響が出ないように、骨盤ベルトやマッサージなどでしっかりとケアしておくことをすすめます。

赤ちゃんの聴覚がほとんど完成する時期なので、積極的に話しかけてみたり、音楽を聞かせてあげたり、絵本を読み聞かせてあげたりすると反応が返ってきて楽しいかもしれません。

胎教が赤ちゃんの成長にどのような影響を与えるかは解明されていませんが、赤ちゃんと早い段階からコミュニケーションとることで、親子が仲良くなれるのならこれ以上のよい効果はありません。