痛風だけではない!足の裏の痛みの原因となる病気

更新日:2017/09/14 公開日:2016/05/23

足底筋膜炎の基礎知識

足の裏に起こる痛みやしびれの症状は、足の裏の病気が原因のものもあれば身体が患っている病気の症状が足裏に現れているケースもあります。どのような原因が考えられるのか、ドクター監修の記事で解説します。

足の裏に起きる痛みといっても、その原因はさまざまです。足の裏に原因となる症状や病気があるものだけでなく、その他の身体に起きている病気の症状が足の裏に起きている場合もあります。ここでは代表的なものをあげていきます。

 

外反母趾(がいはんぼし)

母趾(ぼし)とは親指のこと。足の親指が外側に反ったり、内側に回りこんだり(回内)変形するのが外反母趾です。専門は整形外科になります。

詳しくは、『足の親指の付け根が痛くなる!?「外反母趾」痛みのメカニズム』の記事も参考してください。

足底筋膜炎(そくていきんまくえん)

年齢やスポーツ、肥満などの荷重が足にくりかえし加わることで、足底筋膜に炎症が起こります。好発部位は踵骨(かかとの骨)の前方で、時に土踏まずの部分にまで広がる痛みを生じることもあります。専門は整形外科になります。

詳しくは、『足底筋膜炎とは?症状・原因・治療』の記事も参考してください。

痛風

尿酸が身体の中にたまり、結晶となって激しい関節炎を起こす病気です。足の親指の付け根部分が赤く熱をもって腫れ上がり痛みが走ります。炎症が取れると1~2週間で治ることが多いのですが、薬物治療と食事療法を行う必要があるため、痛みが取れたからと治ったと勘違いしてはいけません。内科もしくは整形外科で継続的な治療を行いましょう。

詳しくは、『痛風とは』の記事も参考してください。

扁平足(へんぺいそく)

足を支える3つのアーチ構造の中で内側の縦アーチが低下した足のことを言います。扁平足が長期間続くと、足に加わる負荷の衝撃を吸収するものが無いため、疲れやすく痛みも発生しやすくなってしまいます。専門は整形外科になります。

魚の目

足の裏にできる魚の目は、歩行時に痛みをともなうことがあります。足底筋膜炎と異なり、見た目でもできていることを把握できるので、魚の目ができた場合は簡単に見分けがつきます。皮膚科を受診しましょう。

詳しくは、『魚の目(うおのめ)とは?種類と特徴』の記事も参考してください。

足底線維腫(そくていせんいしゅ)

足の裏の足底筋膜にできる腫瘤(しゅりゅう)で、原因ははっきりとはしていません。土踏まずの部分に膨らみができて、歩行時に痛みを感じるのが特徴です。専門は整形外科になります。

糖尿病神経障害

糖尿病を発症すると、神経と血管にダメージを負います。糖尿病神経障害という糖尿病の合併症で、足先だけでなく指の先などにもしびれや痛みをともなうことがあります。内科もしくは整形外科を受診しましょう。

詳しくは、『糖尿病とは?糖尿病の症状』の記事も参考してください。

モートン病

モートン病は足の裏のしびれや痛みを主な症状とした病気で、足裏の神経が圧迫されて症状が出てきます。歩行時にするどい痛みを生じます。整形外科を受診しましょう。

肝硬変

肝臓が悪くなると、身体に異常が生じてきます。身体が常にだるい、疲れがなぜか取れにくい、吐き気がする、手足がむくむなどの症状が出てきます。この症状の1つとして、足や足の裏がつることがあるといわれています。

腰椎椎間板ヘルニア

加齢の影響で椎間板が変性し、線維輪の弾性が低くなると、亀裂が入り、髄核が脊柱管の方に押し出されてしまいます。これによって、おしりや足につながる神経が刺激された状態が椎間板ヘルニアです。このように、おしりや足につながる神経のどこかに異常が生じると、それを痛みやしびれとして認識されます。

原因を特定するためにも一度受診を

ここまでにあげた症状や病気は、足裏に痛みやしびれを起こす代表的なものです。見た目から特定できるものもあれば、検査を受けなくては診断することができないものもたくさんあります。

まずは、何が原因となって痛みやしびれを引き起こしているのかを知ること。そこからドクターと相談をして、治療をしていきます。症状や病気によって、専門となる科は変わりますが、足の裏の痛みやしびれ以外に外傷や心あたりがない場合は、まず整形外科を受診しましょう。