赤ちゃんの誤飲の原因と予防法

更新日:2016/12/16

赤ちゃんの窒息・誤飲

赤ちゃんは、さまざまな物を口に入れるため、いつでも誤飲の危険がついて回ります。そういった危険は周りの大人が取り除かなければなりません。ドクター監修の記事で、赤ちゃんの誤飲の原因や予防法を紹介します。

赤ちゃんは、どういった物を誤飲することが多いのでしょうか。危険性を知るためにも、誤飲しやすい物を知っておきましょう。

誤飲の原因

生後5~6か月の赤ちゃんは、食べ物かどうかを判断することができません。食べ物ではない物を口に入れても、それを食べられないことを認識できず、そのまま誤飲することがあります。また、食べ物が食道に入った際には、気管が閉じますが、赤ちゃんは大人と比べると呼吸数が多く、気管が開いている時間が多いため、間違えて気管に入ることがあります。

誤飲する危険性があるもの

誤飲を避けるために、対象年齢外のおもちゃは与えないようにしましょう。特に、兄妹がいる場合は、どこかから対象年齢外のおもちゃを持ってきて誤飲する可能性があるので要注意です。これを防ぐためには、赤ちゃんが触れる場所にそういったおもちゃを置かないように徹底する必要があります。また、誤飲したときにつまみ出しにくい、表面が滑らかなスーパーボールは家庭に一切置かないことをおすすめします。他にも、次のような物に注意が必要です。

タバコ

ニコチンは毒性が強く、水に溶ける性質を持ちます。ニコチンが含まれた水の誤飲にも注意が必要です。0歳代や1歳代では、タバコの誤飲がもっとも多いという統計があります。

ボタン電池

ボタン電池には、強アルカリ性の物質が含まれているため、短時間で潰瘍ができて胃に穴が開く恐れがあります。同様にリチウム電池も放電の可能性があるため危険です。

漂白剤や洗剤

刺激物であるため、大量に誤飲してしまうことは稀ですが、粘膜を傷つける性質を持っているため、一切触れることができない場所に保管しましょう。

クリップや画鋲

鋭利なものは、食道や胃の粘膜を傷つける恐れがあります。

誤飲の予防法

飲みかけのアルコール類やボタン電池、硬貨などを赤ちゃんの手が届く位置に置くことで、誤飲する可能性があります。手が届かない位置に置くことを徹底しましょう。また、化粧品を鏡台の上に出しっぱなしにしたり、お菓子の缶に薬を入れるのも危険です。赤ちゃんの口の大きさの最大口径は約39mmなので、39mm以下の物は誤飲する可能性があります。

誤飲対策に役立つ「誤飲チェッカー」

誤飲チェッカーは、子供の誤飲や窒息を防ぐために、乳幼児の口腔を計測した上で、科学的根拠に基づいて作られました。誤飲チェッカーを使い、誤飲の可能性がある物を見極めましょう。トイレットペーパーの芯は約37㎜なので、誤飲チェッカーの代用として使うこともできます。誤飲チェッカーの中に隠れる物は、誤飲や窒息の恐れがあります。隠れていなくても、円筒の中に入る物は赤ちゃんの口に入るため、一見、誤飲の可能性が無いと思われていても危険な物もあります。また、タバコのように、チェッカーの中にそのままでは入りませんが、柔らかいため折り曲がることで誤飲するものもあります。

赤ちゃんの誤飲や窒息による重大な事態を防ぐためには、周りの大人が危険を取り除かなければなりません。日々の生活の中で、危険だと感じたものは取り除いていきましょう。