入浴中は要注意!赤ちゃんが溺れる状況と対策法

更新日:2017/03/23

赤ちゃんのおぼれ

赤ちゃんの死亡事故の中でも気をつけなければならないのが溺死です。入浴中だけでなく、外出先でも起こり得ます。ドクター監修の記事で、赤ちゃんが溺れやすい状況やその予防法、対策法を紹介していきます。

赤ちゃんは、どのような状況で溺れることがあるのでしょうか。その原因を把握し、適切に対策しましょう。

溺れやすい状況

赤ちゃんが溺れやすい状況について説明をします。

0~1歳児の溺死の8割が浴室

0~1歳児の赤ちゃんの溺死の内、約8割が浴室で起こっているといわれています。赤ちゃんが勝手に浴室に入り込むことで起こるだけではなく、大人が髪を洗っている際に目を離し、その隙に溺死する場合もあります。

2~3cmの水位で溺死する可能性がある

赤ちゃんは2~3cmの水位であっても、うつぶせに転んでしまうと呼吸できなくなる場合があります。1歳以上でも10~20cmの水位で溺れる場合があります。

浴槽の高さが50cm以下だとよじ登る危険がある

洗い場から浴槽の縁までの高さが50cm以下の場合、縁によじ登って浴槽に転落して溺れる可能性があります。ほぼ100%の2歳未満の幼児は、50cm以上の浴槽には登れないといわれていますが、最近の浴槽は45cm程度と赤ちゃんがよじ登れる高さであることが多いため注意が必要です。

溺水の予防・対策法

溺水の予防は赤ちゃんを近づけない

赤ちゃんが溺水するのを防ぐために、まずは浴室に勝手に入り込めないようにドアを閉めるか、鍵をかける必要があります。また、髪を洗うときは下を向かず、常に子供から目を離さないようにしましょう。これは浴室だけではなく、プールや海など室外でも必須です。

飲酒をした状態で子供をお風呂に入れるのは避けましょう。寝てしまって気がつかない内に子供が溺れるおそれがあります。万が一、浴槽に落ちた時のことを考えて、残り湯をしないこともポイントです。

浴室用浮き輪も注意する

浴室用浮き輪で遊ばせている方も多いのではないでしょうか。正しく装着させることで、安定して浮くことが可能ですが、乳幼児はどのような動きをするのか予想できません。急に動いて浴槽の中で転覆した場合、おしりと足が固定されているために完全に水の中に浸かり、自力で脱出することができなくなります。

中でも、パンツ型シートは重心が高くなり、転覆しやすくなる場合があります。いずれにしても、浴室用浮き輪を使用している間は、絶対に目を離さないようにしましょう。

外での溺水にも注意を

乳幼児は、室内だけではなく野外で溺れてしまうこともあります。川や用水路、池などに転落する可能性があるため、そういった場所には柵を取り付けるなど転落対策をする必要があります。そういった危険な場所には、行かせないようにすることも重要です。

赤ちゃんは、室内、野外問わず急に予測不能な動きをするため、常に見守っておく必要があります。一瞬で大惨事に繋がることもあるため、目を離さざるを得ないような状況にならないように工夫しましょう。

溺水した場合の応急処置について

万が一、赤ちゃんが溺水したらどのように応急処置をすればいいのでしょうか。まずは、とにかく赤ちゃんを自ら引き上げる必要があります。そして意識の有無や赤ちゃんの年齢によって応急処置をしていきます。

応急処置の方法については『赤ちゃんが溺れた場合の応急処置』で丁寧に解説をしているので、あらかじめ確認をしておくようにしてください。

赤ちゃんが溺れやすい状況のまとめ

赤ちゃんが溺れやすい場所には「浴室」があります。保護者の方は入浴の仕方に注意を払うようにしましょう。また、赤ちゃんと一緒に入浴する際には、赤ちゃんから目を離さないようにすることが肝心です。