あなたは猩紅熱について知っていますか?

更新日:2017/04/25

猩紅熱(しょうこうねつ)の基礎知識

猩紅熱(しょうこうねつ)という病気についてご存知でしょうか。昔から死亡率が高くおそれられていた病気ですが、今でも幼稚園や学校で集団感染することがあり、注意が必要です。ここでは猩紅熱について、ドクター監修のもとで説明します。

猩紅熱(しょうこうねつ)は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による感染症です。猩紅熱について、概要や感染経路、症状などについて詳しく説明していきます。

猩紅熱とは、どのような病気?

猩紅熱は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による感染症の一つで、現在では「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」、または「溶連菌感染症」と呼ばれています。主な症状は、咽頭炎や発疹などです。

発生率が高いといわれている年齢は2~10歳で、発症のピークは4~6歳とされています。幼稚園や学校などで集団感染を起こすことがある病気です。年間を通じて発症が見られますが、初冬あたりが特に多く、その他には1月から3月中旬、また5~6月に多く発症するとされています。

猩紅熱は、以前は死亡率の高い病気であったため、旧伝染病予防法によって法定伝染病に指定されていました。しかし、1950年代から猩紅熱の死亡率は抗生剤の開発や治療法の確立により急激に減少しました。さらに、現在は溶血性レンサ球菌に効果のある抗生物質が開発されたこともあり、数日で症状が落ち着くようになりました。

猩紅熱の感染経路について

猩紅熱の病原体はA群溶連菌です。主な原因は咳などの飛沫感染とされていますが、濃厚な接触による接触感染も重要な感染経路の一つです。家族に患者がでると、兄弟姉妹は25~50%の高率で感染するといわれています。

猩紅熱の症状

発熱、のどの痛み、顔や全身の発疹(点状の赤みがかった小さな発疹)、イチゴ舌(舌にできる赤いブツブツ)が猩紅熱の特徴的な症状です。

詳しくは『猩紅熱はどんな症状が出るの?』をご覧ください。

猩紅熱の治療法

猩紅熱の治療には、ペニシリン系の抗生物質を主に使用しますが、アレルギーのある人にはエリスロマイシンや、第一セフェム系を使用することもあります。

詳しくは『猩紅熱はどうやって治療するの?』をご覧ください。

家庭内で気をつけることは

家庭内では、安静と水分補給が大切です。子供が寒がったり暑がったりしないよう、温度調節にも気を配りましょう。のどの痛みにより食欲がなくなるかもしれませんので、消化がよく子供が好むものを与え、すっぱいものや刺激の強い食べ物は避けましょう。高熱が続く間は入浴を避け、お湯をしぼったタオルなどで体を拭く程度にとどめましょう。

保育園や幼稚園、学校への出席停止期間は明確に決められてはいませんが、一般的には抗生物質を服用し始めてから24時間以上経過していれば、他人にうつすことはないので登園・登校が可能だとされています。

猩紅熱の予防方法

猩紅熱は、感染者ののどや鼻、皮膚の感染部分などにある溶連菌が、飛沫や接触によって周囲の人の粘膜につくことで感染します。予防するためには手に付いた溶連菌をうっかり口や鼻に運んでしまわないよう、手洗いやうがいを心がけ、タオルなどの共有を避けましょう。また、猩紅熱の子供を看病するときは、念のためマスクを着用しましょう。

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