あなたは猩紅熱について知っていますか?

更新日:2016/12/09

猩紅熱(しょうこうねつ)の基礎知識

猩紅熱(しょうこうねつ)という病気について知っていますか?昔から死亡率が高く恐れられていた病気ですが、今でも幼稚園や学校で集団感染することがあり、注意が必要です。今回は猩紅熱について、ドクター監修のもとで説明します。

猩紅熱(しょうこうねつ)は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による感染症です。猩紅熱について、概要や感染経路、症状などについて詳しく説明していきます。

猩紅熱とは、どんな病気?

猩紅熱は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)による感染症の一つで、現在では「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」、または「溶連菌感染症」と呼ばれています。主な症状は、咽頭炎や発疹などです。

発生率が高いといわれている年齢は2~10歳で、発症のピークは4~6歳とされています。幼稚園や学校などで集団感染を起こすことがある病気です。年間を通じて発症が見られますが、初冬あたりが特に多く、その他には1月から3月中旬、また5~6月に多く発症するとされています。

猩紅熱は、以前は死亡率の高い病気であったため、旧伝染病予防法によって法定伝染病に指定されていました。しかし、1950年代から猩紅熱の死亡率は抗生剤の開発や治療法の確立により急激に減少しました。さらに、現在は溶血性レンサ球菌に効果のある抗生物質が開発されたこともあり、数日で症状が落ち着くようになりました。

猩紅熱の感染経路について

猩紅熱の病原体はA群溶連菌です。主な原因は咳などの飛沫感染とされていますが、濃厚な接触による接触感染も重要な感染経路の一つです。家族に患者がでると、兄弟姉妹は25~50%の高率で感染すると言われています。

猩紅熱の症状

発熱、のどの痛み、発疹(点状の赤みがかった小さな発疹)、イチゴ舌(舌にできる赤いブツブツ)が猩紅熱の特徴的な症状です。

詳しくは『猩紅熱はどんな症状が出るの?』をご覧ください。

猩紅熱の治療法

猩紅熱の治療には、ペニシリン系の抗生物質を主に使用しますが、アレルギーのある人にはエリスロマイシンや、第一セフェム系を使用することもあります。

詳しくは『猩紅熱はどうやって治療するの?』をご覧ください。