猩紅熱はどんな症状が出るの?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/21

猩紅熱(しょうこうねつ)の基礎知識

幼稚園や保育園などで時々流行する猩紅熱(しょうこうねつ)ですが、どんな症状が出るのでしょうか?猩紅熱の症状や潜伏期間・病状の経過、合併症などについて、ドクター監修のもとで詳しく説明します。

猩紅熱の主な症状には、発熱、のどの痛み、発疹、イチゴ舌(舌にできる赤いブツブツ)があります。猩紅熱の具体的な症状や潜伏期間などについて、説明していきます。

猩紅熱の症状

猩紅熱の主な症状は、発熱とのどの痛み、発疹(点状の赤みがかった小さな発疹)です。のどの痛みを訴えているときは、のどの奥は真っ赤に腫れて咽頭炎を起こしている場合がほとんどです。

発疹は、わきの下や太ももといった目立たない部位から現れます。点状の発疹が出た部分の皮膚は、紙やすりのようにざらざらすることがあります。発疹で全身が真っ赤になると、まるで日焼けのようにも見えます。

これらの発疹の大きな特徴は、口の周りには出ないことです。口の周りだけが白く見えるので、これを口囲蒼白(こういそうはく)と呼びます。発疹はかゆみをともなうことがほとんどです。

発疹が治るときには、手足の指先から、皮がむけるように皮膚がはがれてきます。これを膜様落屑(まくようらくせつ)と呼びます。この所見も猩紅熱の特徴的な症状です。そして、舌にも変化が出てきます。最初は白苔(はくたい)に覆われて白っぽく見えますが、経過とともに白苔が取れていきます。3~4日経つとイチゴ舌(舌にできる赤いブツブツ)になります。

一方、1~3歳の幼児の場合は、上記のような典型的症状が出ず、微熱、鼻炎、咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎のような、風邪と間違えやすい症状しか出ないことがあるので、注意が必要です。

猩紅熱の潜伏期間と経過

猩紅熱の潜伏期間は1~7日程度と幅があります。最初は39℃を超える発熱やのどの痛みが突然現れ、のどは真っ赤に腫れます。その12〜24時間後に、点状の赤みがかった小さな発疹が出てきます。

発疹の出た場所は、約1週間後に膜様落屑が出現し、3週目にはそれが全身に広がります。

猩紅熱で起こり得る合併症

猩紅熱の合併症は、肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎など多岐にわたります。最近では血管性紫斑病などとの関連も指摘されています。なんらかの合併症が起こる確率は1%程度とされています。

合併症が起こる原因は、適切な治療を行わなかったことによるケースが多いのですが、日本では通常そこまで治療が遅れることはありません。

詳しくは『猩紅熱はどうやって治療するの?』をご覧ください。

症状や発疹などから猩紅熱の疑いがある場合は、すみやかに小児科を受診すること、そして処方された抗生物質を医師の指示通りにきちんと内服することが大切です。これらを実施することで、大きな合併症を防ぐことができます。

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